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バードのヴァージナル作品集(1/29)

Wiliam BYRD Virginal Music
Andreas Staier(cembalo)
TELDEC 0927 42205-2

 ウィリアム・バードは、16~7世紀のイングランドの音楽家。エリザベス1世の治世とほぼ重なる時代を生きた作曲家で、シェークスピアと同時期に活躍した人です。って、シェークスピアの方が早く生まれて早く死んじゃったんですけどね。
 宗教曲と鍵盤曲が広く有名です。といってそれほどでもないですが、ただ、イングランドではその宗教曲が歌い継がれてきたこと、フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックと呼ばれる当時の鍵盤楽器曲集に名前が見られることから、古い人の割には名前がよく残っているといっていいのでしょう。
 ヴァージナルというのは、かなり小型の鍵盤楽器ですが、発音機構はチェンバロと一緒。

 そうはいってもバードの鍵盤曲はそう盛んに演奏されているものではないので、これはわりと貴重な録音。イギリスのセミマイナーなレーベル・Hyperionあたりはバードの作品をよく取り上げてますが、いわゆるメジャーレーベルでは珍しいと言っていいと思います。
 奏者のアンドレアス・シュタイアーは、歌手のクリストフ・プレガルティエンの伴奏を務めるなど、割と多芸なお方。フォルテピアノ(今のピアノとほぼ同じ構造ですがもっと大人しい音)の演奏が多いのですが、チェンバロもやるらしい。

 個人的には、この辺の音楽はもう良し悪しじゃなくて好みの問題だろうなと思っています。曲自体からしていいか悪いかというより楽しいかどうか、面白いかどうか、という世界じゃないかと思うし。
 この録音、面白いです。舞曲風のもの、歌曲風のものなど、いろいろありますが、全体的にはとても快活な音楽。今のイングランドと一緒にしちゃいけないでしょうが、こういう快活さが好まれる面は確かにあるよな、と思います。バロック以前の、一応「ルネッサンス」と分類される音楽ですが、確かに、バラ戦争後清教徒革命までの間の、イングランドがまぁまぁ安定していた時代の音楽、と言っていいのかなと。
 宗教的にはそれなりに大変な時代で、バードも本来カトリックでありながら社会的には国教徒として両方の音楽を書いたりしていたという、なかなかに厄介な生活だったようですが、それでもエリザベス1世の治世下ではカトリックも不利なりに相応の安定した生活を送れたと言われる時代ですから、こういう音楽も出来たのでしょう。
 ちなみに、元祖宗教原理主義者みたいな清教徒革命の指導者クロムウェルの時代には、歌舞音曲に溺れるなどもってのほか、てなもんで教会音楽が厳しく制限された時代ですから、それに比べればというものでしょう。




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