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クルシェネクとシューベルトの歌曲選 (11/29)

"Echoes from Austria" - Music als Heimat?
Lieder von Ernst Krenek und Franz Schubert

 (Krenek:Ausgewaehltr Lieder von "Reisebuch aus den oesterreichischen Alpen, op.62
Schubert:Ausgewaehlte Lieder)
 Wolfgang Holzmair (bariton)
 Russell Ryan (piano)
ORF CD 350

 Krenek。名前からしてよく分かりません。元はチェコの家系だそうで、"クシェネク"となりそうなところ、"クルシェネク"と呼ぶのが一般的で、でも本人は"クレーネク" と呼ばれたかったとかなんとか。ああもうよくわからん。
 一般にはあまり知られていないかも知れません。20世紀音楽に興味のある人などは、ナチス・ドイツに「退廃音楽家」の烙印を押されたことで知られているかもしれません。実際、その一因ともなった、代表作のように扱われているのが「ジョニーは演奏する」という、ジャズを演奏する話の歌劇でありまして、これは確か小澤征爾がウィーンだか松本だかで、割と最近上演したのじゃなかったかな?1900年の生まれ。ウィーン出身ですが、この件もあって第二次大戦前にアメリカに移住し、以後住まいとしてはアメリカ国内を専らとしたそうです。1991年没。

 という略歴から想像するに、ああ現代の音楽やねぇ、と思うわけですが、実はこれが違う。この人、生涯を通じてかなり頻繁に作風を変えてきたそうで、ここで歌われている「オーストリア・アルプスの旅日記」という歌曲集は1929年の作品ですが、一緒に歌われているシューベルトの諸作品と並べると、正直、咄嗟に「どっちかな?」と思わされる曲ばかり。最後、アンコールで歌われている一曲だけは「ああ、これはシューベルトじゃないな」とすぐ分かりますが、他はよくよく聞かないと渾然一体としてよく分かりません。
 実は、さきほどのジャズ歌劇「ジョニーは演奏する」は1927年の作品。その間、1928年はシューベルト没後100年ということで、この間にシューベルトに感化されて、よく似たロマン派風の作品を書いた、という事のようで...........................................................

 まぁ作風はともかく、歌曲としてはなかなか面白いです。よく聞くと、確かに現代的な不協和音など使われていたりするのですが、基本的には伝統的なドイツ歌曲の延長線上で、そのように歌われるべき作品として出来上がっているようです。ドイツ語の歌詞しか付いていないので(てかライナー全部ドイツ語)、よく分からないのが難点ですが.....一度調べて読んでやろうかしらん。
 シューベルトの方も、クルシェネクの作品に近親性のある作品を選んでいるようです。テーマがやはり山や故郷やまぁそうしたものに関連したものが多いですが、音楽的に近い、というのもあるんだろうな、これは。
 正直言ってですね、車の中で聞いてると、当然「今何を歌ってるか」なんて確認出来るわけもないので、1曲か2曲毎に交互に歌われる、クルシェネクかシューベルトか、どちらか分からないんですよこれが。本当に。確かに注意深く聞くと、分かる部分もあるのですが、むしろそれほどによく似ている事の方が驚きです。

 まぁそんなわけで、聞いて音楽的に面白いねぇ、と言ってる程度ですが、それはそれとしても楽しい一枚です。2003年にウィーンのコンツェルトハウスでのライブ録音だそうですが、これはその場に居て聞いたら楽しかったろうなぁ。ヴォルフガング・ホルツマイアーがこれまたいい歌唱を披露してくれています。
 これはもうちょっと聞き込んでみたいCD、というか曲達です。




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