CHEMISTRY "Change The World" (3/30)

CHEMISTRY "Change The World"

 Change The World。言わずと知れたクラプトンの演奏でよく知られております。

 以前、ウィスキーの広告でこの曲が使われたのですが、あれは誰の曲?というより誰の演奏?という話になりまして、調べる羽目になったのでした。
 さて、どう思い返してみてもあれはクラプトンじゃなかった。もっと軽く、ア・カペラ風にやってたよなぁ、と思いつつ、色々調べたら出てきました。CHEMISTRYだったんですね。

 CHEMISTRY。今時の若いの風のスタイルで歌うので、おじさんはちょっと敬遠気味なのですが、それなりにいい声で歌うのであります。二人組のユニットだけど、なかなか気持ちよくハモってるようで、ただ、もう一つ歌がなぁ、好みじゃないなぁ.....と思ってたのですが、こんなの歌ってるんですね。
 で、調べついでにCDシングルを探してきました。アルバムで見つからなかったんですよこれが。
 どういうんでしょうね、これは。音楽的に色気があるんですね。エロティックというのではないだろうけど、ああ、気持ちよさそうだなぁ、という感じがたっぷり。クラシックのライブなんかじゃないから、勿論スタジオで音を重ねて作るわけですが、やっぱり「どう作るか」にはセンスが発揮されるわけでして。

 Change The Worldは名曲でいい曲なだけに、日本でも多くの人達がカバーしているようです。まぁ私は他の人達のカバーには、ことの経緯からしてあまり興味は無いのですが、調べていた際にあるサイトで「多くの日本人アーティスト達が世界を変えたがっている」とちょっと揶揄しつつ気の利いた皮肉を書いておられました。
 でも、この歌詞を読む限り、というのは実際の解釈が一般にどうなっているかよく知らないのですが、これ、世界は変えられない話なんですよね。

 If I could change the world, I would be the sunlight in your universe.
 もし世界を変えられたなら、僕は君の世界の太陽となるのに

 仮定法過去の基本形です。「もし●●なら、○○だろうに!(でもそれは現実じゃないんだよね)」という奴です。更に巧妙なのは、この曲、バースをまたいで"偽装工作" を施していて、

 ............
 But for now I find it's only in my dreams (ここでバース変わってサビへ)

 That I can change the world

 ここでバースが変わってサビに入る上に、"That I can" をごく短く歌い飛ばすようになっているのでうっかり騙されるのですが、ここの言い切りの "I can change the world" は、ふらふら聞くと "If I could change the world" が現実化するんだな!と高揚感をもたらすのですが、実は
 「だけど僕はそれが自分の夢の中のことでしかないと気付いたんだ.....
 僕は世界を変えられる(ということがね)」
ということなのです。

 じゃぁ「所詮夢」というほろ苦い歌なのかというと、クラプトンは確信犯で、夢見心地の「こうだったらいいな~♪」という歌を歌っているわけですね。大体がラブソングですから。
 まぁ、ともあれ、世界は変えたいけど変わらないのが現実。それはそれとして夢に遊ぶ歌として、CHEMISTRY、いいのです。夢見心地の世界の心地よさを色気を感じさせる表現で、というところかと。歌手二人のハモりってのは一番プリミティブと言ってもいい気持ちよさですからね。嫌味の無い、色気たゆとう夢見心地の気持ちよさ。なるほどウィスキーの広告には合いそうですなぁ。

 気持ちよく呑みすぎて、二日酔いには御注意、ですかね?(笑)




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