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アマデウスSQのドヴォルザーク「アメリカ」 (2/5)

J.ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」
B.スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「我が生涯より」
A.ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番へ長調「アメリカ」

 アマデウス弦楽四重奏団
 Deutsche Grammophon/ ユニバーサル・クラシックス&ジャズ UCCG-5091

 昨日、ハイドンの「皇帝」について書いたこのCDですが、やっぱりこの曲について素通りすることも出来ないので、続いて書くことにしました。

 このCD、実はコンピレーションなので録音年が違います。昨日取り上げたハイドンは1963年の録音。その次に入っているスメタナの「我が生涯より」は1977年。そして、今日取り上げるドヴォルザークの「アメリカ」が一番早くて1959年。アマデウス四重奏団の結成は1947年なので、既にこの時点で結成12年ではありますが、「初期の録音」と言っていいのでしょう。

 この曲も、なんだかんだと何度か取り上げてきましたが、アマデウス四重奏団の演奏は、「それっぽくない」感じの演奏です。どちらかと言えば、弦楽四重奏という楽式に重きを置いた、とでもいうような演奏。歌いもするし弦の響きはあるけれど、そこに最大の魅力があるという演奏ではないですね。
 緩徐楽章の第二楽章などはむしろ素っ気ないくらい。いい演奏なんですが、感情的な表出は必要最小限に止まっている、といったところ。咽び泣くような演奏が多いし、そういうのは好きなのですが、この思い切って抑制を利かせた演奏もとてもいいと思います。
 最終楽章も、元気一杯飛ばしまくるような演奏も多い昨今から見ると、やはり抑制の利いた演奏。この楽章、もともと Vivace, ma non troppo となっています。つまり、活き活きと、速過ぎずに、ということなので、あまり速過ぎえはいけない、というのが確かに本筋ではあります。ちなみに第3楽章は Molto vivace 、とても活き活きと、ですので、第4楽章は或いはじっくり聞かせるように演奏する方がバランスが取れてるのかも知れません。
 でも、これって「ロマン派の流れを汲む国民楽派」の音楽、って感じではないかも知れませんね。そういえば、必ずしも共通しないとは言われながらも、ドヴォルザークはブラームスに見出され、世に出るようになったと言ってもいい作曲家。そのブラームスの後裔として見るならば、「ロマン派のブラームス」ではなくて、「古典主義者のDNA保有者であるブラームス」なのかも知れません。

 好き嫌いで言えば、もっと弦の響きで聞かせるタイプの演奏の方が好みかも知れません。でも、たまにはこういう演奏もいいかなと。



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