スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エットーレ・バスティアニーニ(3/22)

エットーレ・バスティアニーニ オペラ・リサイタル
 エットーレ・バスティアニーニ(バリトン) etc.
ポリドール/LONDON POCL-2433

 「デル・モナコのバリトン」って言ったら、ちょっと言い過ぎでしょうか。いかにも軽んじてるみたいで。でも、決してそんなことはありません。理想のヴェルディ・バリトンと言っていいかも知れません。

 オペラと言うと咄嗟にプリマドンナ、ソプラノですよね!と反応する人が一般的です。拮抗して人気なのがテノール。テノールとソプラノのアリアは、まぁ確かにオペラの華ですからね。でも、オペラというのは、全編これ音楽で出来てますし、テノールとソプラノの出ずっぱりで出来てるわけでもない。メゾソプラノとか、バリトンてのもいるわけです。
 というより、実は、低声の方も音楽的に充実した役を貰っていることは多いのです。実のところ高い声というのは高い方を目指そうとするけど、そればかりでは効果半減なので、やりあう相手として低声を当てれば引き立つわけです。
 かてて加えて、ことヴェルディの場合、実は低声パート、特に男性の低声パートにいい役が沢山あります。リゴレットやシモン・ボッカネッラのような作品はバリトンが主役ですし、トロヴァトーレやドン・カルロ、運命の力など、バリトンがいて二重唱を繰り広げるからテノールが生きる。それい、オテロニ幕幕切れの強烈にして邪悪な二重唱!鍛冶屋の鉄床みたいなもんで、低声がしっかりしていないといい音楽にならない。
 低くて、よく響く声。それでいてテノールらに負けない輝かしさを兼ね備える、まぁ、ヴェルディのバリトンというとそんな感じなのですが、それを具現していたというのが、エットーレ・バスティアニーニ。
 いやまぁ例によって古い人ですが、この人はいいですよ~

 このCD自体は古いものですが、繰り返しアリア集などの形でCDが出直しています。曲目は変わったりしますが。ここでは、いずれもオペラの録音からの抜粋で、ヴェルディは一演目しか採られていません。運命の力、デル・モナコとの共演。二幕のアリアと、三幕の二重唱とアリア、それに四幕の二重唱。いやぁ、アリアもいいですがなんと言っても二重唱!テノールと対等に絡むバリトン、そのいずれも力強い割に滑らか。三幕の二重唱などは、ヴェルディが書いた中でも最上級の音楽の一つだと思いますが、その美しさを生かすに過不足なく素晴らしいものです。やや、デル・モナコの方に典雅さが欠ける、かな?
 ボエーム四幕の二重唱、こちらは相手がカルロ・ベルゴンツィですが、これもいいな。単独だったら、アンドレア・シェニエかなぁ。

 バスティアニーニの録音は、語り始めるときりがないので、ほどほどにしますが、少なくとも録音で聴く限り、この人級のバリトンは、他になかなか居ません。





AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 03/24/2006 08:28:42 バスティアニーニは、唯一無二、空前絶後のバリトンだったろうと思います。
遺された録音だけでも、そのすごさが分かります。
存在感が違います。
知情意のバランス、声域、声質、どれも素晴らしかったですね。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

verdi

Author:verdi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2ブックマーク
FC2カウンター
118,000アクセスくらい+
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。