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ブレンデルのシューベルト即興曲集(6/16)

F.シューベルト 即興曲集 op.90 D.899 / 同 op.142 D.935 / 16のドイツ舞曲集 op.33 D.783
 アルフレート・ブレンデル(p)
PHILIPS UCCP-7042

 次々行きます。10日も寝かせっ放しだったし(笑)

 ブレンデルのシューベルトは定評があります。昔からブレンデルはシューベルトをレパートリーにしているし、全集並みの録音集も2度入れています。この演奏は初回、1970年代のものですが、そのあと、1990年前後にももう一回録音しています。
 ブレンデルは、何処かしら分析的なところがある演奏をする、そんなイメージがあります。理詰め、というのともまた違うのだけど、感覚的な演奏とはちょっと違います。
 シューベルトのソナタの場合、なんというか、大きく分けて二つの流派があります。それは、シューベルトのソナタをソナタと思って演奏するか、そうでないか。シューベルトのソナタで名の挙がる人達には存外後者が多いようですが、個人的には、後者の演奏はあまり好きではありません。得てして、シューベルトの溢れんばかりの歌に溺れて我を見失ってしまっているような。別にあなたが思い入れよろしく号泣してみせても白けるだけだよ。ちゃんとシューベルトの歌が泣いているのだから、邪魔はしないでくれ、てなもんで。

 ブレンデルは前者です。でも、彼は、分析して、考えちゃうんですね。だから、ソナタでの冗長な繰り返しを捨ててしまう。素人には、そのそっからの繰り返しがたまらんのに~、てな感じでして、なので、実は彼のシューベルトのソナタは決して好んでは聞かないのです。欲求不満になるので。
 でも、演奏はとても素晴らしい。90年代の録音が進行していた頃、リサイタルで20番の演奏を聴いたことがありますが、それはそれは見事なものでした。技術だけでなく、音楽の組み立てだけでなく、過不足無い「歌」がまた良かった。

 で、久しぶりにひょんなことから出してきたCDです。即興曲集なんて、もう何度聞いたか分からないけれど、やはり聞くといいです。特に、これまたソナタ同様コントロールが難しい旋律と歌のオンパレードを、ここではやや歌に身を任せつつ、でも酔っ払いはしませんよ、という見事な演奏を聞かせてくれます。
 そういえば、こういうきちっとしたところのある演奏をするいいピアニストって、居なくなりましたね。余談だけれど、音楽家は「アーティスト」って言われてから堕落するのではないかと思います。「アーティスト」って、現代では「何やってもオッケー」っていう免罪符ですからね。解釈の名の下に気ままな演奏をする中からは、「これは!」というピアニストが出てくるのは、それはそれでかなり大変だと思います。




AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 07/04/2006 21:00:40 今晩は。TB有り難うございました。
ブレンデルのシューベルトは、知的な制御が利いている音がイイです。
ベタベタしない、情に溺れないシューベルトです。
ボクは大好きです。。。尤も、耽溺してゆくルプーの演奏も好きなんですが。
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ブレンデル:シューベルトのピアノソナタ21番(9/4)

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