マルッティ・タルヴェラの歌曲アルバム(7/28)

The Singers : Martti Talvela
(Schumann, Mussorgsky, Rachmaninov)

 Martti Talvela (bass)
 Irwin Gage, Ralf Gothoni (piano)
Decca 467 903-2

 マルッティ・タルヴェラ、ちょっと古い人です。1989年に亡くなってます。但し、享年など正確なところは忘れてしまいましたが、決して長命大往生という方ではありませんでした。この録音は、1969年と1980年のもののコンピレーションです。

 バス、バリトン、要するに男性の低声は、結構好きです。あー、鳴ってるな~、てな感じで、いいんですよね。テノールもソプラノもいいんですが、音楽的には低声の威圧感と言うか、存在感はやはり捨て難いです。特に、ドイツリートなどでは、低声の方が映える曲が多かったりしますし。
 このCDは、シューマンのケルナーの詩による12の歌曲、ムソルグスキーの死の歌と踊り、蚤の歌、そしてラフマニノフの歌曲4つ。
 ケルナーの詩による歌曲は、リーダークライス(特にop.39の方)などに較べるとやや地味目の存在感ですが、「はじめての緑」や「古いリュート」など、なかなかいい曲が入っています。まぁ、リーダークライスもこの歌曲集も、どちらもシューマンのいわゆる「歌曲の年」の産物ですから、不思議ではないんですが。
 うって変わって、ムソルグスキーは「死の歌と踊り」。異形の名作と言うんでしょうか。これも結構聞く機会は少なくなくて、というよりムソルグスキーとしては有名な方の作品なので取り上げられることも多いですが、何度聞いてもその異形さというか不気味さにはなかなか慣れません。それ故にまた聞いてしまうのですが。
 自分としては、ここまで聞くと、ほぼ満足して終わってしまう感じでしょうか。別にラフマニノフがいけないのじゃなくて、満足してしまう。

 タルヴェラは、なかなかに艶のある声で、いいですね。声量というか、ボリューム感もあって、低声の魅力十分。存在感もあるけど、それ以上に感じのいい声なんですね。そもそもはオペラ中心に活躍した人で、歌曲の録音などはあまり存在感がないけど、これはなかなかいいなと思って聞いてます。






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