"ジュピター":アーノンクール/コンセルトヘボウ管(9/12)

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W.A.Mozart Symphonies (#17-19, #21-36, #38-41)
 Royal Concertgebouw Orchestra / Amsterdam Baroque Orchestra
 Nikolaus Harnoncourt, Ton Koopman (conduct)
WarnerClassics 2564 62334-2

 この夏旅行に行って、ジュピターを聞く機会がありました。ジュピター、つってもホルストの「惑星」じゃありませんですよ。モーツァルトの交響曲第41番ハ長調、K.551。実は、それほど好んで聴く曲ではなかったのですが、勿論嫌いでもないので、有難く拝聴してきました。うん、これは良かった。というのと、こないだ某オケで聞いて、まぁちょっとアレな演奏だったので(この辺は他で書いてますが)、ちょっと口直しに。
 でもまぁ、いざ「さぁジュピター聞くぞ!」となると、意外と選択に悩むのであります。で、結局これ。本当はカラヤンでも聞こうかと思ったけど見つからなかったし、前に書いたクリヴィヌでも良かったんだけど、これは結構聞いたので......
 このCD、御多聞に漏れず、今年の記念年に合わせて発売されたコンピレーションボックスセットであります。割と安かったし。アーノンクールとコープマンの演奏を取り合わせてセットにしてます。ジュピターはアーノンクール指揮コンセルトヘボウ管の演奏。

 ところで、何故ジュピターを好んで聞かないかというとですね、私にとってのモーツァルトは、交響曲で言えば本当はプラハ止まり、まぁせめて41番はちょっと立派過ぎて....なんですね。管弦楽で言えばセレナーデの類が好き。ポストホルンとか、ハフナーとか。交響曲が嫌いなわけじゃないんですよ。でも、後期のものはやはり大柄だし......
 ジュピターが交響曲の代表作の一つみたいに評されることもあります。まぁ、確かにいい曲ではありますよね。古典派の、規模も構成も内容も整った名交響曲。でも、それって多分、ハイドンだのベートーヴェンだの、更にはロマン派を知った目で見ているような気がするんですよね。モーツァルトとしては、やっぱり早すぎたのではないかな?3,40分掛けて通しで演奏されるのを聴く、というのは当時としてはちょっとしんどいのではないかと。今のような演奏効果もなかなかあげにくいでしょうし。

 この曲に限らず、後期の交響曲で好んで聞いていたのは、カラヤンの演奏です。現代のフルオーケストラで、レガートたっぷりに鳴らして聞かせるスタイル。今は流行りませんし、私ももっと絞られた演奏の方をどちらかというとよく聞きますが、やはりカラヤンのやり方は、考えれば考えるほど外れてはいないのだなと思います。大編成で高性能のオーケストラを轟かせて演奏する、というのに似合う曲かなと。モーツァルトの生前の演奏会に似つかわしいのはこれではなくて、身の丈にあった柄のセレナーデなどなのでしょう。

 アーノンクール指揮コンセルトヘボウ管。性能は十分。編成も十分、それでいて演奏は若干カラヤンとは違う、歯切れのいいタイプですが、ほどよく合ってます。モーツァルトの交響曲で言えば、第1世代のピリオド演奏、に対し、通常のオーケストラベースで、過剰にならずにそのスタイルを一部取り入れている感じ。でも、これ、初出当時はかなり先鋭的だったと思うんですけどね、多分。このセットだと、コープマンが番号の若い方を幾つか演奏しているのですが、コープマンの方がよほど先鋭的なので、その分柔らかめに見えてるかも知れません。
 このところ聞いているのは、実演も含めてフルオーケストラをゴージャスに鳴らすスタイルなので、アーノンクールがよほどシェイプアップしているようにも聞こえますけどね。終楽章など、フーガの部分も程よくシンプルに聞こえるので、楽しいです。



AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 09/13/2006 04:17:30 当方もTBさせていただきました。
アーノンクールのジュピターは、ヨーロッパ室内管との演奏で聴いています。キビキビしたアーノンクールらしいものでした。
カラヤンの後期交響曲もよく聴きます。DG盤です。レガートがたまらんです。
コープマンとアーノンクールの交響曲集、探してみようと思います。
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コメント

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romaniさん、こんにちは。コメントどうもです。

実のところ、私はアーノンクールが初めからあった世代なんですよね。
勿論、あの「四季」あたりを知っているので「異才」とは思ってるんですが、モーツァルトあたりだと、例えばベームとかを聞くのと、アーノンクールを聞くのと、あまり時期的に変わらないんですよね。その前にホグウッドなんかも聞いてたりして。
その辺からか、アーノンクールにあんまり違和感を感じてないのかも知れません。


デイヴィスのモーツァルト 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」 ドレスデン・シュターツカペレ

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