ABQのシューベルト弦楽四重奏曲「ロザムンデ」(9/21)

F. Schubert String Quartet No.13, op.29, D.804
String Quartet No.9 op.posth, D.173
 Alban Berg Quartet
TELDEC/Warner Music 3984 26775 2

 お蔭様をもちまして、このblogもようよう10,000アクセスを超えました。皆様には毎度おいで頂きまして有難う御座います。今後ともこれまで同様お運びのほどを。相変わらずまったりやっていく予定で御座いますので.............あ、コメントなども今までにましてよろしくどうぞ。

 アルバン・ベルク四重奏団。略称ABQ。どちらかというとBBQの方が......いやいや。
 当代きっての名四重奏団です。先年、ヴィオラのトマス・カクシュカが急逝しましたが、そのお弟子さんの参加を得て、まだまだ活躍する様子です。大体が、四重奏団というと団員が欠けたらおしまい、みたいなイメージをつい持ってしまいますが、例えばこのCD、1975年の録音ですが、ここで弾いてる内今でも弾いてるのは1stヴァイオリンのギュンター・ピヒラーとチェロのヴァレンティン・エルベンだけ。ヴィオラはカクシュカとはまた別の人だし。ことほど左様に、オーケストラのように四重奏団のようなアンサンブルもまた入れ替えながら続いて行くのかも知れません。

 で、音楽。シューベルトの四重奏曲は、楽しいです。シューベルトは、室内楽曲では弦楽五重奏のようなかなり重たい曲がよく知られていて、四重奏でも「死と乙女」なんかが真っ先に挙げられますが、実はここで取り上げられているような、テーマとして「室内楽のたのしみ」なんて掲げたくなるような親しみやすい曲も沢山書いてます。ヴァイオリンの為のソナチネなんてそうですし、ピアノ五重奏の「ます」なんかもそうですね。
 モーツァルトとハイドンがせめぎ合った末に、ベートーヴェンの晦渋とも言える作品群を経た後では、シューベルトのそれは先祖帰りに見える面もありましょうが、親しみやすいのに上品、シンプルながら決して単調でも退屈でもないこの2曲はなかなか得難いです。室内楽とは頭を垂れて沈潜して聞くべき、みたいに思ってる方には是非こういうのを聞いてリハビリして頂きたい(笑)
 こういう曲に、結成後常にその明晰さを一つの売りにしてきたABQの演奏は、その明晰さ故良く合ってます。聞くものとしての室内楽は、やはり腕の良さが何よりものを言う、そう思ってます。

 シューベルトの室内楽は、「ます」のように歌曲に題材を取った作品が多いのですが、この「ロザムンデ」は、第二楽章が劇音楽「ロザムンデ」の曲から旋律を借用して来たところから、この「あだ名」が付いてます。この旋律、後年、即興曲集の内の一曲でまたしても採用されております。
 シューベルトというのは面白い人で、あれだけ色々な旋律を作り出せた癖に、過去自分が書いた旋律を主要な主題として使うことにあまり頓着してないようです。自分が気に入ったものを繰り返し使うのに、別に抵抗も何も感じなかったんでしょうね。良ければ何だっていいじゃないか。どうせ自分が書いたんだし。そんな声が聞こえそう。




AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 09/23/2006 04:42:09 シューベルトの弦楽四重奏曲では、この「ロザムンデ」が一番聴きやすいような気がします。ABQの演奏は凄いですね。緻密で強固なアンサンブルが印象的でした。
ふだんは、イタリアSQの歌うシューベルトを好んで聴いてます。
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