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カルーソー/ヴェルディ・オペラ・アリア集

カルーソー・ヴェルディ・アリア集
 エンリコ・カルーソー(tenor) 他
RCA/BMGビクター BVCC-1001

 なんか「ああいうの嫌い」って話が多くて偏屈者みたいですが(え?そのものだ、だって?なぁんだそうかぁ、あはははははははははは~ ヘ(^0^)ノ)、音質の悪い古い録音を褒めるのはあまり好きではありません。理由は3つ。
 一つは、古い録音を聞くだけで、その音楽の全てを受け取れるとは限らないのに、それを誉めそやすのは、十中八九その演奏家の真の姿を捉えることなく評価をしている可能性が極めて高いから。それは音楽家に失礼と言うものです。第二に、にも拘らず誉めそやす時、その人は十中八九その音楽なるものをかなり勝手に脳内再構築していると見るのが自然なので、つまりは、他の人に通用する話ではないから。第三に、そうしたところから来る「こうだったろう論」というのは否定する論拠が無いのでどんどん美化されていく傾向があって、そうすると今そこに居る人・ものへの評価を歪める作用が得てして発生してしまうので。あああ、やっぱり偏屈...........orz
 別に自分で楽しんでる分にはいいと思うんですけどね。

 となると勿論カルーソーなんてケッ、てな話の筈なんですが.........

 私はカルーソーがそんなに凄かったのか、正直分かりません。想像は可能なんですけどね。SP録音から復刻され、CDで聞く今でも、確かにこのテノールの声は力強く聞こえてきます。
 ただ、正直、これを今のテノールと比較すると、如何にもタイプとして古いんですね。今はもっとオーケストラが頑張ってますから、音程もしっかりしないと合わないし、オーケストラを超えてどれだけ聞こえてくるかが問われてしまう。そのへんが、少なくとも録音で聞く限り、どうも難しいんじゃないかと思う。オーケストラとの対比でも、そもそも元の録音でオーケストラを何処まで録れているのか?という問題があるのでなんとも。何より、間合いの取り方が如何にも大時代的。
 だから、私は「大歌手カルーソー」って言われても「ああ、そうだったらしいね」としか言い様が無いな、と思ってます。だって、本当に分からないんだもん。

 じゃなんでそんなもの聞くんだ、と言われると、全体としての良し悪しはともかく、この人の歌い回しがやはりいいんですね。一部、あれ?と思うこともあるんですよ。ただ、古い録音でもそれなりにそれと分かる声で、朗々と響かせつつ歌い上げていくスタイルが、如何にも古いんだけど、面白いのです。ツボ、ですかね。元々高音が売り物の筈ですが、実際聞いているとむしろ低めの声であると気付きます。
 あくまで感じ、ですが、録音で聞く限り、バリトンの声にテノールの音の高さが乗ってる感じです。そういう声は、確かにロブストでよく響く、気持ちのいい声だろうなと思います。その辺正確なところは分からないけれど、その割に低めの声に見合う甘ったるく聞こえるところがあるのですね。

 でも、正直、テノールのアリア集の話をする時、私は絶対カルーソーは入れません。幾らなんでもこれは分かりにく過ぎる。それに、やっぱり聞いて楽しいのはパヴァロッティであり、カレーラスであり、今ならアラーニャやなにかになるんです。
 でも、やっぱり、本当にたまにだけど、「ああそういえばカルーソーはどんなだったっけ?」と思いながら引っ張り出すことがあります。レファレンスでもなんでもないけど、取り出して聞いてみて、ああそうだったこんなだな、と納得して終える、みたいな。そういう時聞いてるのは「歌い方」ではあるんだけど、あの甘ったるい声を聞いて、ふむ.....と思ったりするのです。

 ちなみに、「古い録音」となると、概ねSP時代はもとよりステレオ以前までは「古い」ですね。モノラルがダメではないんですが、この頃、モノラルも含めてかなりの音質向上が図られてるので。大体、1955年から1960年の間くらいですかね。これ以前でも愛聴盤はありますが、あまり「これはいい!」とか言わないですね。結局最初の話、つまり「いいかも知れないけど分からない可能性大」というところが引っ掛かるので。




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