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シュワルツコップ:SONGS YOU LOVE (珠玉の名歌集)

エリザベート・シュワルツコップ:歌の翼に(珠玉の名歌集)(SONGS YOU LOVE)
 エリザベート・シュワルツコップ (soprano)
 ジェラルド・ムーア (piano)
東芝EMI TOCE-8161

 こないだ古い録音は好かんとか言ってたくせに、またも古い録音です。1956年。一応ステレオですが、録音はあまりよくないですね。まぁ割り引いて読んどいて下さい。

 シュワルツコップと言えば名歌手で録音も沢山あって、と思われますが、実は存外シュワルツコップの録音は、特に歌曲は決して多くはありません。少ないとは言いませんよ。でも、戦後のドイツ等の歌曲演奏での存在感からすると、録音がそう多くはないのです。フィッシャー=ディースカウあたりは別格としても、例えばアメリンクなどに比しても、これだけの歌手にしては、まとまったアルバムというのが意外と無いのです。女声向けの歌曲集が少ないという事情はあるにせよ。

 このアルバムも、タイトルから連想される通り、名歌集、つまりあれやこれやの歌を集めたものです。いやもう本当にてんででありまして、全15曲を3ヶ国語で12の作曲家(イギリス民謡とスイス民謡をそれぞれ含む)の歌を歌っています。こういうの、シュワルツコップ、多いんですが、これはかなりばらけてますね。
 冒頭、Drink to me only というイギリス民謡で始まります。邦題は、以前は「盃干してよ」などと言われたそうです。なんともいえない不思議な味わいの曲。抒情そのものが歌になりました、という感じの歌ですが、これが古臭い録音と合わせてノスタルジックな味を出すんですねぇ。多分、それは演奏者にしてみりゃ不本意な聞かれ方なんじゃないかとも思うのですが、まぁそういう風にいいんだから、仕方ないよね、ってことで。
 他にも、メンデルスゾーンの「歌の翼に」とか、ドヴォルザークの「我が母の教えたまいし歌」とかも入ってます。でも、そういえば、この曲くらいの知名度を誇る歌はそうは多くないですね。今時、日本のレコード会社が企画すると入りそうな曲は入ってません。知られてる曲もそれなりにあるし、皆確かにいい曲ではあるけど。

 と省みるに、題名の「SONGS YOU LOVE」のyouって誰のことなんでしょうね。
 シュワルツコップ?聞いている、レコード/CDの購買者?それとも他の誰か?
 ひょっとしてシュワルツコップのことかな、とも思います。シュワルツコップが歌いたかった歌。確かにどの曲も活き活きと歌ってますしね。
 でも、ひょっとすると、やっぱりリスナーなのかな。でも、そうだとしても、これは「貴方の好きな歌」ではなくて、「貴方がきっと気に入るであろう、シュワルツコップの歌う歌」なのかも知れないなぁ、と思ったりします。確かに、曲でなく演奏、パフォーマンスこそが音楽の醍醐味でもあったりするのですから。そう考えれば、こういう選曲も理に適っているのでしょう。
 シベリウスの「黒いバラ」という歌が入ってまして、これ、かなり感情の起伏が激しいというか、クライマックスに向かって突き上がって行くような曲ですが、まるでアリアでも歌うようなシュワルツコップの歌唱は確かによく合ってます。「シュワルツコップの歌のアルバム」。そんな風に考えるなら、このCD、合点が行きます。

 ちなみにこのCD、よく見たら13年前に出たCDでした。いやぁ、そんなになるんだなぁ、付かず離れずで聞き続けてきたのだなぁ。





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