JOHN COLTRANE / MY FAVORITE THINGS (10/23)

MY FAVORITE THINGS
 John Coltrane (soprano & tenor sax)
 McCoy Tyner (piano)
 Steve Davis (bass)
 Elvin Jones (drums)
ATLANTIC R2 75204

 はい。名盤なんて言うも愚か、こっ恥ずかしいくらいの大名盤で御座います。

 サックスを聴き始めるとすると、大体昔のところではこの3人に必ず当たります。ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、キャノンボール・アダレイ。この中で一番理屈っぽくて哲学的、とされるのがコルトレーンでしょう。何せああた代表作が Love Supreme、至高の愛、ですからね。
 でも、勿論あーぱーいーじーりすにんがーな私は、楽しいと思うものしか聞かないので、てつがくなコルトレーンはよく分からないのであります。分からないのですが、これは聞きました。ええと、昔々、従姉が引っ越して、留守番をする必要があって、引越し先で1日潰した時に、好きなもん(レコードですよレコード!)聞いていいよと言われ、引っ張り出してきたもの。
 ジャズはあまり聴いてませんでしたから、"My Favorite Things" で掴んだんですね。で、聞いて、「おお」となった、と。最初に持ってたCDは何処かで失くして、これは二度目。

 まぁ経緯からしてなのですが、やはりこのアルバム、私個人としてはMy Favorite Things のアルバムなのです。他に3曲あって、 Everytime We Say Goodbye、Summertime、But not for Me、と、スタンダードの名曲揃いで、まぁコルトレーンとしてはあり得ないくらいのポピュラーな名曲アルバムなのですが、やはり冒頭のタイトル曲が何よりです。抜群のドライブ感があるのです。他の3曲の方がよほどジャズらしい曲なのだけれど、このMy Favorite Thingsには、他には無い独特かつ強烈なドライブ感があります。
 マッコイ・タイナーのピアノがいいんですね。短調のイントロからブルースでリズムとテンポを決めて、3拍子でドライブを始める。そう、My Favorite Things は基本的にワルツなのです。その原曲のリズムを忠実に引き継ぎながら、実に自在な演奏を繰り広げるマッコイ・タイナーとリズム・セクション。ワルツなのに抜群のドライブ感は、最初は3拍子の第1拍を弾かないことで印象付け、中盤以降は「ターン、タ-ン ターーン」(強・短・長)の微妙に不等価になっている3拍子で何時までも続いて飽きさせないのであります。
 サックスのコルトレーンは、まぁいわばマッコイの掌の上で踊るが如し....というと過小評価してるようですが、音楽的にはそんな感じなのですね。それでも、この二人の和声感は最高です。最初、イントロからやや重苦しい雰囲気を引き摺ってきたのが、まずピアノが、続いてサックスが、突然空へ放たれたように上昇して行くような開放感を持って展開して行く。このあたりが最高に気持ちいいのであります。

 てなこと言ってる私はきっといいコルトレーンの聞き手ではないのでしょう、コルトレーン・ファンを名乗るなら、やはり至高の愛に感涙しなければいけない.....のかどうかは分かりませんが。

 My Favorite ThingsといえばJR東海で京都行こうっていうのが相場ですが、あの演奏に比べるとよほど原曲からは離れています。そういうのとは違うけど、私はこれ大好きなんですよねぇ~





AUTHOR: 煙の男. DATE: 10/24/2006 23:23:46 やっぱり音楽は、ソロの達人ミュージシャンでも、バンドの和音が命、
なんですかね。ジャズも知らない煙ですが、この香りを嗅いでみたい
のです。
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