スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

DVD:スメタナ弦楽四重奏団のスメタナとドヴォルザーク (11/9)

"SMETANA QUARTET" Document "Smetana Quartet" / B.Smetana String Quartet No.1 in E minor, No.2 in D minor / A.Dvorzak Sextet in A major, op.48
 SMETANA QUARTET
 Christoph Schiller (viola)
 Marek Jerie (cello)
SUPRAPHON SU 7004-2

 スメタナ弦楽四重奏団。私にとってはぎりぎりで解散に間に合った弦楽四重奏団です。って話は前にも書いたかな?1988年に日本各地で告別演奏会を実施、その最後を飾ったサントリーホールでの公演を聞いたのが最初で最後でしたが、いやぁ、今にして思えばあちこちでやったのを、首都圏だけでも追っ掛けしておけばよかった.......
 スメタナの第1番「我が生涯より」の第3・4楽章が今でも忘れられません。自分の中では、ああいう音が今でも弦楽四重奏を聞く時の基準になってるかもしれません。

 という昔話は置いておくとして、久々に聞きたくなってこんなDVDを引っ張り出してきました。2003年に出された、SUPRAPHON制作のDVDなんですが、1時間ほどのスメタナSQについてのドキュメンタリー番組に、スメタナの2つの弦楽四重奏曲、それとドヴォルザークの6重奏曲が収録されてます。スメタナの第1番は1989年、解散の年の演奏になります。ドヴォルザークは現地での「さよならコンサート」での録音。SUPRAPHONは日本コロムビア=デンオン(あれは日本電気音響から「電音」、DENONとなったので、断じて「デンオン」なのであります。)と提携して、御自慢のPCM録音システムを使っていたので、この録音でも既に十分練られたPCM録音の音で楽しめます。
 私はあまりいいDVDシステムを持っていないので、このDVDも専らPCMのステレオ音声で聞いてますが、素晴らしい♪

 スメタナSQの音は、一言で言えばソフィスティケイテッドされたローカル、というところでしょうか。つい「野趣のある」とか「土の匂い」とか口走りたくなってしまうんですが、でも、ここには入っていないモーツァルトやベートーヴェンなんかを聞くと、やはり基準とすべき、という意味でのスタンダードだなぁ、と思うのですね。綺麗なだけではない。よく歌う。でも、その裏付けにあるのが歌わせる技術とか解釈ではなくて、「いや、だって、こういう音楽を歌うとすればこういう風にやるもんじゃないですか」というような、属人的「常識」である、というかなんというか。それが、特に古典派からロマン派にかけての音楽で王道と言えるような内容になっている。
 先天的なものとかではなく、彼らが身に付けて来た音楽がそういうものであったのだろうと思います。でも、それは同時に、多分特定の場、環境、仲間の中で醸造されてきたもの、なんでしょう。東欧だからとか、チェコだからとか、ではないんですね。

 その普遍にして特殊な感じが、この3曲では全開です。特にスメタナの2曲。これらに較べると、ドヴォルザークのそれは、やはり楽曲自体が洗練されてますね。何処かしら、万人に繋がる共通語を喋っている風がある音楽です。そこがスメタナとドヴォルザークの違いと言えば違い。
 曲の話になりますが、正直言うと私はスメタナの弦楽四重奏はあまり聞きません。嫌いじゃないんですが、やはり「濃い」のですね。今日みたいに、「よし、聞くか」と思わないと、ちょっとしんどい。それなりに心して聞かないと逆襲されるような激しさがある曲。演奏する方も大変だと思いますが、そこは流石にその名を冠した四重奏団だけのことはあって、激しく、土臭く、でも骨組みは決して崩れない。とても高いレベルでバランスの取れた演奏になってます。

 これで当分スメタナはいいかな。四重奏団の方は暫く続けてあれこれ聞きそうですが。ベートーヴェンでも聞こうか、いやいやそれとも......................






AUTHOR: 凛虞 URL: http://shostakovich.blog.shinobi.jp/ DATE: 03/12/2007 00:40:40 Verdiさん、こんばんは!
今年に入ってから弦楽四重奏曲を聞くことが多くなっているのですが、拙ブログのリンク先のかたがたの中では、Verdiさんが圧倒的にこのジャンルに造詣が深いと思います。
やはり、それはなんといっても、このエントリーでスメタナ四重奏団を「ソフィスティケイテッドされたローカル」と評されていたことの思いが強いからでしょう。まことに言い得て妙であり、かつてこれほどスメタナ四重奏団を端的に表現された例を見たことがありません。
今回拙ブログの別室「String Quartets」を公開するにあたって、Verdiさんのブログをリンクさせていただきました。よろしくお願いいたしますm(_ _)m (なお、別室は敬体ではなく常体で記しています。また、そこではブログネームもNiklaus Vogelではなく、凛虞といたしました(笑)。)
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

verdi

Author:verdi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2ブックマーク
FC2カウンター
118,000アクセスくらい+
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。