シューベルト:ピアノソナタ第16番と第17番 - のだめが弾いた曲? - (11/23)

F.Schubert : The piano sonatas
 Andras Schiff (piano)
DECCA 448 390-2

 今日はお休みなので、ちょっとお遊びな話を。

 皆様御存知のだめカンタービレ。いわゆる"月九"でやってますが、私の場合普段の生活上見られるわけがありません。んな早く帰ってないって.......... 録画しときゃいいでしょ、という話はありますが、めんどくさいし、録画しても見る暇無いので、結局見てません。
 あれか、アニメが始まれば、深夜枠らしいから、見られるか。でもそれまでは、というわけで、私の知識は専ら原作漫画に拠っております。

 んで、ドラマではまだ出てないんだと思うけど、のだめがコンクールの1次予選で弾き、後々初リサイタルでも弾いたのが、シューベルトのピアノ・ソナタ第16番。ドイッチュ番号845、です。これがねぇ、ちょっとピンと来ないんですよね............. 平たく言うと「なんでそんな曲弾くの?」なんですよ。

 曲そのものは、決して悪くないんですよ。いい曲です。ただ、この曲、難しいというか、地味なんですよね。第1楽章からしてModeratoです。主題も、特徴的でややエキゾチックな響きなんだけど、凄く強い印象を与えるのはなかなかに難しい。で、シューベルトお得意の「緩徐楽章2連荘」を持ち出してくるので、この2楽章の組み立てが難しい。第3楽章も、テンポこそAllegro vivaceから始まるけど、内容的には控え目に丁寧に弾いて行かないといけない曲。派手にいけるのは終楽章くらいかな?
 学習目的としてはいいと思うんですけどね。コンクールみたいなとこで勝負するには、自分に合う曲を出来るだけ選ぶ方がいいには決まってる。まぁ、「何故この曲選んだ?」と訊かれて「付き合ったことのないタイプの人と付き合ってみたくなったって言うか....」とかほざいてますから、それはまぁ辻褄合うんですけどね。

 でも、リサイタルでこれ弾くのって、どうなんだろう?
 何度も言うようですが、この曲決して悪くありません。でも、リサイタルであれば尚のこと、お客に聞かせるのに自分に都合のいい曲を選ぶのが筋だと思うのですが、この曲はどうだろう?弾いちゃいけないとは思わないけど、リストやラヴェルをやった後に、この曲というのは、なかなか大変だと思うんですよね。まだ学生ののだめがレパートリーを持ってなかった、というのはあると思うんですが、これやるかなぁ?

 というわけで只今この曲をシフで聞いております。いい演奏です。特に、透明感のあるシフの演奏はよく合ってます。シフだったら、オール・シューベルト・プログラムを組んで、この曲を入れるかも知れません。つまり、シューベルトをプロパーとする、シフやブレンデルのようなピアニストが入れるならいいんですが..........ってところかな。
 漫画ののだめのように、多彩な響きを身上にして、モーツァルトからリスト、ラヴェルと弾き進めてきた後にこの曲では、良さも十分出ないんじゃないかと思うし、お客さんの緊張感を維持するのも大変だろうなぁ、と。イ短調、っていうのも、合わないような気がするし。
 自分はピアノを弾くわけじゃないけど、もし誰かピアニストのリサイタルを組むとなったら、きっとこの選曲はしないでしょうね。まぁ、それでも人を引き付けられる天紊がある、ということなんでしょうが....................

 自分だったら、この曲ではなくて、第17番、D.850のニ長調のソナタを選ぶかな。急-緩-急-急の、早目のテンポでの構成。何より第1楽章でお客を掴みやすいし、演奏効果も期待出来るので、緊張感を維持しやすいのではないかな。勿論、丁寧にきちんと弾くのが必須条件ですが、それはシューベルトのソナタなら皆そうだし。多分、聞き比べて頂ければ、リサイタルとしてどちらがやり易いか分かって頂けるのではないかな。
 上手く弾けなかったら、というリスクは確かにあるけど、そこはそれ、漫画だし.....(笑)
 そういや、のだめがコンクールへの準備中、「シュベルトは気難しい」とか言ってるのですが、このD.850弾いてたら、そうは思わないんじゃないかな?って、漫画に突っ込んでもしょうがないんだけどさ(苦笑)




AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 11/25/2006 06:28:04 おはようございます。
シューベルトのイ短調16番ソナタは、一時、大変凝っておりました。今から20年前くらいです。好き・嫌いというより思い出深い曲です。
というのは、ブレンデル、ルプー、グルダの3枚のレコードを持っていたんです。
ブレンデルの謹厳、ルプーの繊細感、グルダのピアノは融通無碍・・・・どれも捨てがたく、聴き比べしたものです。結局グルダが愛聴盤になりました。

シューベルトの他のソナタはふだんあまり聴きません。あまり有名でないイ短調ソナタが好きというのも、変わっているのかもしれません(^^ゞ。
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