シッパースの「展覧会の絵」 (12/16)

S. Prokofiev "Alexander Nevsky" op.78
M. Mussorgsky "Pictures at an Exhibition" (orchestrated by M. Ravel)

 Lili Chookasian (contralto)
 The Westminster Choir
 New York Philharmonic
 Thomas Schippers (conduct)
SONY CLASSICAL SK 92753

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 この間、ジョージ・ロンドンのボリス・ゴドゥノフのハイライト盤の話を書きました。指揮はトマス・シッパースで、まぁ私が書きたかったのはむしろ指揮者の方なんですが、カップリングの「展覧会の絵」が何故かオーマンディー指揮フィラデルフィア管。
 で、そういや確かシッパースは「展覧会の絵」入れてたよなぁ、と思って探したら出てきました。最近のコンピレーションですが、アレクサンドル・ネフスキーは初めて見ます。昔も出てたのかな?
 余談ですが、調べると謎は深まるばかりです。件のボリスの録音は1961年3月。同年中にリリースされたようです。で、後年、1968年、オーマンディーの演奏とのカップリングによる再発がされたらしい。私が扱ったCDは、その時のレコードがベースらしい。
 ところが、そのオーマンディーの演奏は、1966年4月と6月の録音。で、シッパースの方は、1965年1月に録音されている。
 つまり、件のレコードが出た時、既にシッパースにはオケ違いで展覧会の絵の録音があったことになる。なのに、何故かC/W オーマンディー.................. いや、オーマンディーに恨みがあるわけではないし、オーマンディーだって嫌いじゃないんだけど........

 で、そのシッパースの演奏は?ええ、悪くないですよ。まぁ、オーマンディーと較べて遜色は無いかな。惜しむらくは、曲のせいもあるのでしょうが、シッパーズらしさを感じる場面があまりないことでしょうか。シッパーズお得意の「楽曲を揺るがせにしない疾走感」というのが、際立って発揮される場面がねぇ、ないんですよ。
 とはいえ、オーマンディーと並べられる程度の演奏ではありますからね。あ、最後のキエフの大門の処理は、さすがシッパース、というところかな。疾走感というより、感覚的な意味で構成感が消失しない進め方。
 シッパースの良さ、と言う意味では、むしろプロコフィエフの方が効いてるかも知れません。正直、私はこの「アレクサンドル・ネフスキー」、曲としてはそう詳しく知っているわけでないし、なのでまぁあまり大きなことは言えないのですが、取り敢えず楽しいですよ。

 シッパースは、早世したわりに、あちこちのレーベルに分散してしまっていて、その中で「ここが特別多い」というのが無いんですよね。知る限りで、EMI、CBS(現SONY)、VOX、EURODISK(現BMG)に録音があった筈。そんなこともあって、なかなかまとまって見て貰えないのが残念ではあるんですけどね。




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