スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カラヤンの「ボエーム」

G. Puccini "La Boheme"
 Luciano Pavarotti (tenor)
 Mirella Freni (soprano)
 Berliner Philharmoniker, etc
 Herbert von Karajan (conduct)
DECCA 421 049-2


 クリスマスです。クリスマスといえば、やはりボエームであります。いきなり何を、と言うなかれ。ボエームの1・2幕はパリのクリスマスイブの情景なのです。思えばこのオペラも随分観ましたが、現代日本の繁華街のクリスマスの情景に最も近いのではないかしらん。教会とか賛美歌とか一切無し。雑踏の喧騒に玩具屋の屋台にごねるガキども(笑)
 面白いもので、雑踏のシーンというのは、知らず知らず演出家やそのカンパニーのセンスというのを結構正直に反映するものではないかな、という気がします。
 ウィーンのゼッフィレッリの演出を観たことがありますが、これが本当に見事な雑踏で、確かに「雑踏」なんだけど整理されて"演出"された雑踏。しかも雑然とした仕方が賑やかで、何より二段構えの舞台に人が溢れんばかりで、唸らざるを得ないものでした。
 一方、クプファーのも観たことがありますが、こちらは予算の都合もあってか「雑踏」になってない。少な目の通行人は「街角」という感じ。綺麗で華やかと言えば言えるけれど、やや冷たい美女、みたいな感じの舞台。カフェ・モミュスが実に現代的でスタイリッシュ。
 日本だと、最近では新国立劇場がありましたっけ。こちらの雑踏は良くも悪くも日本的。元々日本の団体の上演だと、どうしても群集の扱いが動きが悪く野暮ったいのですが、思うにあれって日本人の特性なんじゃないでしょうか。この新国立劇場の雑踏、今にして思うと銀座の外れの方、博品館あたりのダルな感じの賑わいを思わせるような(^^;
 映像では、カラヤンの映画仕立てのがありました。これの雑踏も見事でしたが、映画だからねぇ。そのくらいは出来るというものなのかな?

 まぁ、そんなことは舞台や映像を見る場合の問題、と言えばそうなのですが、でもやっぱりただの録音でも「情景の表現」というのはあるのでして、このカラヤン盤なんかは相した面ではなかなか巧みで雄弁であります。

 「カラヤン盤」と書きましたが、パヴァロッティとフレーニが出演して指揮者の名前を挙げるのも、奇妙と言えば奇妙です。
 でも、確かにこの録音を聞くと、どうしても「ああ、カラヤンだなぁ」と思わざるを得ないのですね。第一幕、咳き込むようなオーケストラの入りから、ともすればダレがちな、ロドルフォが一人になるまでの間持続する緊張感。そのままロドルフォとミミの対話、更に愛を語らい立ち去るまで。流石ベルリン・フィルです。この絶妙の演奏があるから、パヴァロッティとフレーニの歌が生きてくる。
 ボエームはある意味「娯楽大作」です。「冷たい手を」とか、いい音楽は沢山あるけど、同時に、手を抜こうと思えば抜きどころは幾らでもあります。それでも全く手を抜かない。この「手抜きのなさ」こそカラヤンの真骨頂なのだなと改めて思うのであります。





AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 12/26/2006 10:47:41 Verdiさん、おはようございます。
カラヤンの「ボエーム」、大好きなんです。フレー二とパヴァロッティは最高のキャストですね。特にフレー二のミミは絶妙でした。このころ、声も若くて素晴らしかったですね。LPでずっと聴いていたんですが、このたび、パヴァロッティの歌うプッチーニオペラ4作セットの輸入盤が安くなってまして、HMVに注文しました。年末年始休暇で、ゆっくりCDを楽しもうと思います(^-^)。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

verdi

Author:verdi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2ブックマーク
FC2カウンター
118,000アクセスくらい+
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。