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エリー・ネイのベートーヴェン (12/27)

L.v.Beethoven : Piano Sonate Nr.18 Es-dur op.31-3 / Variationen F-dur op.34 / Piano Sonate Nr.29 B-dur op.106 "Hammerklaviersonate" - Adagio , etc.
 Elly Ney (piano)
COLOSSEUM CLASSICS COL 9022.2


 昨日も書きましたけど、既に冬休みに突入してはいるのですが、仕事したりして、全然落ち着きません。時間足らないよー(;-;)
 で、諸々の聞き方も、なんとなく落ち着きがありません。いや、落ち着くようなものでも聞こうかなぁ、とか思うには思うのですが.............ベートーヴェンでも聞こう、とか思ってピアノ・ソナタを聞く筈が、そりゃまぁそうなんだけど、何でこれ出してきたんだっけ.......という。

 エリー・ネイ。1882年生まれだそうです。没年は1968年なので、まぁ長生きした方でしょうか。野村あらえびすの「名曲決定盤」にもその名が出てくる人だったと思います。まぁ、1930年で48歳ですから、おかしくもないのですけどね。要は古い人です。バックハウス並み?吉田秀和の「世界のピアニスト」にも記述があります。こちらの方が参考になるかと思いますが、氏が聞いたのは最晩年で、ドイツでは結構な人気だったとか。一方で、第二次大戦中はナチスとの繋がりもあったりとか、いろいろあったようです。吉田氏は、熱狂的なファンがいるピアニストだけれど、自分の聞いた晩年の演奏は型が崩れている、そうした部分で人気を獲得しているようで、好かない、というようなことを書かれています。なるほどねぇ。

 実はこのCDに収められている録音、その晩年のものなんですね(^^; 大半がモノラルなんですが、1960年から1968年にかけての録音。このColosseumというレーベル、ドイツの会社なのですが、どうも音源自体ここが持っているらしい。でもクラシックはこれを含めわずかしか出してないらしい(笑)うーむむむ。
 このCDも、ピアノ・ソナタは一曲だけ、後はハンマークラヴィーアのアダージョ楽章だけとか変奏曲とか、そんなんばっかです。何でこんなん買ったんだろ?確か、ネイというピアニストに興味があって、つい買ってしまったのではなかったかな。
 ところが、これがわりと録音がいいのです。海賊盤なんかとは違うので、モノラルでもかなり上等の音で入っています。で、演奏も悪くない。

 ピアノ・ソナタということでは、第18番、op31-3だけ、ということになるのですが、これがなかなか。吉田氏は最晩年に聞かれただけのようですが、決して崩れてはいません。むしろ、今時の「ロマン主義派」というか「耽美派」というか、「個性」を主張する若手なんかよりよほど端正に弾いている。確かに、一部、流れが滞るような感じもあり、その辺は気にならなくもないけど、それでも、最近私の好きなイェルク・デムスの最近の演奏なんかよりよほどしっかりしてますね。この曲は1964年録音ですから、82歳の録音。いやはや。やっぱり、基本的なことがしっかりしているのかなぁ。

 そう。そうですね。このCDに収められている演奏を一口で言うなら、年齢のせいか、多少怪しいところも無くはないけれど、基本的なところがしっかりしているのです。だから、安心して聞ける。この安心というのは、決して「王道」とか「よくあるタイプの演奏」ということではなくて、「ああ、ちゃんと弾かれているなぁ」ということなのです。
 内容をどうこういう前に、前提として、ちゃんと音楽やってますよ、という感じなのですね。つい、ちゃんと聞きたくなって、座り直して聞き入っちゃうようなところがあります。不思議なもんですけどね。そのへんが、このCDが何故か目に入るところに転がっている理由やも知れません。







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