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シューベルト:ピアノソナタ21番:デーラーのピアノフォルテで (1/9)

F. Schubert : Piano Sonata in B-flat Major op.posth., D.960 / Moments Musicaux op.94, D.780
 Joerg Ewald Daehler (fortepiano)
CLAVES CD 50-8011


 はい、というわけで再始動であります。いや、ちょっと風邪ひいたりしたもんで.....いやはや(^^;

 Clavesというスイスのレーベルのことは前にも書いたことがあります。なかなかセンスのいいレーベルで、最近はあまり活発ではないようですが、過去の音源にへぇ、と思うようなものが多くあります。
 イェルク・エヴァルト・デーラー。古楽演奏のアルフレッド・デラーとは綴りが違います。今でこそフォルテピアノでの演奏なんて珍しくないし、メルヴィン・タンやミアンドレアス・シュタイアーなど、この楽器で名が売れている人も少なくないですが、正直言うと、この人の伴奏で初めてヘフリガーの歌うシューベルトを聞いた時は、へぇ、変わった音色だ、と少なからず思いました。そのデーラーのフォルテピアノの演奏によるシューベルトです。ソナタの21番、変ロ長調の最後のソナタと、楽興の時。
 録音は思いの外古いです。1975年と1980年の録音とか。その割に、決して音質は悪くありません。うっかりすると、フォルテピアノの筐体に首突っ込んでるような気分になるくらい、オン・マイク。でも、ステレオで聞く分には違和感があるほどではありません。
 ややデッド気味で、あまり響かない分、ピアノフォルテのすぐ減衰してしまう音が新鮮に聞こえます。普通に弾いても、今のコンサート・グランドの、よく響きが残る音とは違うので、その分ややスタッカート気味に聞こえます。よく響きが残る今のピアノだと、はっきり切らない限り、レガートに繋がっているように聞こえますが、この演奏だとそう繋がっているようには聞こえない。まるで、長髪で見慣れた女の子が突然ショートカットにしてきたような感じ。軽快、というのとは違いますが、必要以上にべたべたしないのですね。
 また、先ほど、「首突っ込んでるような」と書きましたが、そう感じさせる要因の一つが、ハンマーが弦を叩く音がよく聞こえること。
 楽器のせいもありますが、かなりさっぱりしたように聞こえる演奏だと思います。決して特別速いテンポとまではいかないと思うんですけどもね。
 個人的には、現代ピアノで、もうちょっとたっぷり聞かせる演奏が好きなんですけどね。勿体ぶらずともきちんと丁寧に弾いて行くことで既に詩情溢れる演奏になっている、ポリーニあたりのがいいかなと。でも、こういうフォルテピアノの演奏もいいもので。乾燥したというか、枯れた感じがねぇ。
 今ではシュタイアーなどの演奏もあるのですが、結構古いこの録音が前からあることもあって、時々引っ張り出して聞いてみています。




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