アフィニス・サウンドレポート No.33 (2/25)

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アフィニス・サウンドレポート No.33 第18回アフィニス夏の音楽祭
ブラームス:弦楽五重奏第1番 ヘ長調op.88 第1楽章
モーツァルト:セレナード第10番 変ロ長調 K.361 (370a) 「グラン・パルティータ」 第1,2,3,4,7楽章
リゲティ:6つのバガテル
シューベルト:交響曲第3番 ニ長調D.200

 アフィニス夏の音楽祭 参加者と講師らによる演奏
財団法人 アフィニス文化財団 ASR-033

 アフィニス文化財団とその主催による「アフィニス 夏の音楽祭」、それに無償で頂ける(数量限定)「アフィニス・サウンドレポート」の話は以前も書きました。
 今回、この夏に行われた第18回目の同音楽祭のサウンドレポートが作成されました。
 で、申し込んでいたのが今日届いたので、早速聞いてみました。

 ご覧の通り、なかなか重量感のある内容です。飯田市と東京での演奏会からのセレクションですが、リゲティとかはなかなか聞けないですしね。
 聞いていて、やはりインパクトのあるのがシューベルトの交響曲。何せアンサンブルとしては、幾ら一応プロの音楽家とはいえ、わずか9日間で各員室内アンサンブルを合わせ、オーケストラ曲も一曲合わせるというのですから、粗さもあるのは仕方なし。むしろ、それにもかかわらず相応に聞ける演奏に仕上がっていることの方を見るべきでしょう。
 選曲も、シューベルトの中でも3番と、渋いところを突いてます。シューベルト18歳の時の作品ですが、結構ドラマティックな曲です。むしろ後年の7番や9番(8番の「未完成」はちょっと違う)よりも、作風としては「古典」の枠をはみ出ている感じでしょうか。勿論、1815年と言えばベートーヴェンは既に8番まで書き終えています。そういえば、ベートーヴェンの第7番に通ずるところがあるかも知れない感じの曲ですね。
 指揮は、只今売り出し中というより"旭将軍"といった勢いの下野竜也。正直、私はこの人の音楽はあまり好きではないのですが、こうした、リズム感溢れる曲については勢いがあって、ここでもいい演奏をしています。

 その他もいいですが、個人的にはやはりリゲティが面白かった。聞いたことの無い曲ですが、リゲティの若い時の作品だそうです。(1923年生まれで、1953年の作品)
 現代曲と言っても、元はピアノ曲を管楽五重奏に編曲したもので、そのせいもあってか演奏上特殊な奏法というのはあまりなくて、全体に、少なくとも現代の目には大した不協和音も感じられない。むしろメロディックな作品で、和声感もそれほど違和感はありません。
 まぁ、管楽アンサンブルって、結構いろいろまろやかに感じさせてしまう傾向もあるとは思うんですけどね。オリジナルのピアノ曲を聴くと、また随分印象が変わるのかも。

 前にも書きましたが、今回のは結構レベルが高いかも知れません。とんでもなく素晴らしい名演とは言わないですが、ちょっと勿体無いくらいの演奏です。無償で頂けるのですから、迷惑にならない程度に貰ってあげて下さい。




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