シュワルツコップのモーツァルト歌曲集 (4/13)

モーツァルト:歌曲集
 エリザベート・シュワルツコップ(soprano)
 ワルター・ギーゼキング(piano)
ARC ANC-2016

 いやまぁ、以前から持ってるCDではあるんですが......................こういうの紹介していいのかな?まぁ、いいだろう..........

 こないだ、会社からの帰りに深夜までやってるスーパーに寄りました。で、ワゴンに安CDが積んであるのを発見。ほら、よく見ますよね。駅のコンコースとか、ディスカウントストアに置いてある安いCD。1枚980円とかで、ベートーヴェンとかの交響曲で、演奏がリュブリャナ放送交響楽団とかなんとかで、指揮がなんとか・シュトルツとか、まぁそんなようなCD。
 ええまぁ勿論普段はシカトであっさりスルーですが、疲れてたので、ついふらふらとストレス解消的にどんなのあるんだ~?くらいの勢いで手に取ってみました。あーやっぱりお約束........こっちにあるのは......BEST CLASSIC SERIES?またまたBESTだなんてご冗談を~.....モーツァルト?結構色々あるのね?ジュノーム?あんなモン売れるのか?
 とか思いながら手に取ったら、クララ・ハスキルなのでした。あれ?ハスキル?モノラルで、ハスキルのジュノームって言ったら........音源何処だ?
 ここらへんから目が覚めます。或いは気絶するとも言います。

 結論から言うと、どうもウェストミンスターとか、CBSとか、いろんな音源を引っ張ってきたらしいのですね。著作権切れのフルトヴェングラーとかを売ってるのは時々見かけましたが、そうか、2007年ともなると1950年代後半のが出てくるわけだ。で、気が付くと閉店間際で半額に下がってた弁当とかと一緒にレジで購入していたCDが2,3枚........だって、1枚500円だし......

 天下のEMI音源で、正規盤も勿論持っているのですが、この値段だったら車内常備品に丁度いいかと。実際聞いてみると違和感があまりありません。元々この辺の録音はそれなりの音質で、でも最低限音質的にクリアではあるので、聞きやすいのです。

 この録音自体は何度も聞きましたが、やはりモーツァルト歌曲集としてはスタンダードの一つと言っていいでしょう。これに、アメリンクのモーツァルトがあれば、今のところモーツァルトに関してはもう十分ではないかな。他にも、古くはリタ・シュトライヒなどが素晴らしい録音を残しているし、その後もいい歌手は沢山居るけれど、「モーツァルト歌曲集」とした時、少なくとも女声に関する限り、この二人がいれば、後は無くても用が足ってしまうような気がします。

 モーツァルトの歌曲では、最後期の歌曲「春への憧れ」Sehnsucht nach dem Fruehling, K.596 を高く評価する方も多いようです。でも、個人的には、好き嫌いで言えば、あまりにもそれらしい(わざとらしい、というのとも違うんですが)この曲よりは、歌としての躍動感がある、若い頃の方が好みではあります。
 モーツァルトで評価の高い有名曲、というと、割合大人し目の曲が多いのですよね。「夕べの想い」Abendempfindung, K.523とか、「すみれ」 Das Veilchen, K.476とか。このへんの曲も好きだけど、思えばこの録音が行われた1950年代、シュワルツコップはせいぜい40歳前後。若いとも言えないけれど、歌手として落ち着いたというわけでもない時期。録音で聞く声はまだまだ若々しい。より躍動感のある曲も楽しいものです。
 この録音では、「寂しい森の中で」Dans un bois solitaire, K.308や、「魔法使い」Der Zauberer, K.472 あたりがそれにあたるでしょうか。
 どちらを歌わせても素晴らしいシュワルツコップについては、申すことは御座いません。

 しかし、こんな録音を「安CD」で売ってしまうとは............多分、去年売るつもりだったんじゃないかと思うんですけどね。同じシリーズでは、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のディヴェルティメントとか、ワルター指揮の交響曲とか、まぁ勿体無いという感じの録音が並んでました。ある意味おっそろしい時代になったモンです(苦笑)




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