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コンスタンチン・リフシッツ ロンドン・デビュー・ライブ

コンスタンチン・リフシッツ ロンドン・デビュー・リサイタル・ライブ
クープラン:クラヴサン曲集より 第8組曲
ブラームス:自作の主題による変奏曲 op.21-1 / ハンガリー民謡による変奏曲 op.21-2
ラフマニノフ:前奏曲集 op.32 より(抜粋6曲:1,2,5,6,7,13番)

 コンスタンチン・リフシッツ (piano)
DENON COCO-80148

 コンスタンチン・リフシッツといえば、若手ピアニストの一人として結構名が知れた存在ではあります。以前一度聞いたことがありますが、少々気難しそうな感じもあるけど、まぁこの種の - という言い方は失礼なんだろうけど - 若手ピアニストとしてはなかなかというところでしょうか。コンクール歴が殆ど無い。その割には「天才肌」というのとも違うし、変な割にバランスが取れてる。今時珍しいタイプかも知れません。
 リサイタルでは最近流行の(いやホントに)展覧会の絵を弾いていて、ちょっと風変わりだけどなかなか面白かったのを覚えています。その後買って聞いた、シューベルトのソナタの21番、変ロ長調の長いソナタ、これも独特だけど良かった。ちょっと危なっかしい感じだけど、構成感のあやふやさみたいなものが辛うじてプラスの方向に踏み止まっているので、「ピアニスト」としておかしな方向に行っていない。そんな感じでしょうか。

 1976年生まれなので現在やっと30歳くらい。今時30歳は十分年寄りなのか?もう神童とは呼ばれない歳ですね。その彼が19歳の時にロンドンで初のリサイタルを開いた時の録音がこれです。1995年、ロンドンのウィグモア・ホールでの録音。ロンドンでの、室内楽、歌曲やピアノのリサイタルの聖地みたいなところです。
 こうやって見ると、なかなか堂々とした曲目です。若干19歳ながらねぇ、と思うのですが、なんでもリフシッツは12歳くらいでリサイタル活動を始めたそうで、その頃から意識的にプログラムを積んできているのなら、こうした内容になるのも不思議ではないのでしょう。
 とはいえ、確かに大胆です。クープラン、ブラームス、ラフマニノフ、ですからね。しかも、66分程の収録時間の内ほぼ半分がクープラン。当日は、クープランとブラームスで前半、後半はラフマニノフの13の前奏曲op.32全曲だったそうで、だからここに収録されているのはその後半部分から半分ほど抜粋、ということになります。

 分かってて聞いてるから驚くこともないのですが、19歳のピアニストとしては実に達者です。まぁ、言えばどうとでも言えるのでしょうが、全編に流れるリリシズムが心地よい。でも、決して甘ったるいそれではない。クープラン、ブラームス、ラフマニノフ、それぞれの魅力を引き出す上で自然に立ち現れるリリシズム。
 勿論、一つ一つの楽曲を捉えてみれば、もっといい録音というのはあるかも知れません。クープランをピアノで弾く人は少なくなってしまったし、目ぼしい所ではヒューイットくらいしかいないだろうけど、ブラームスやラフマニノフは沢山居ます。でも、その中で決して水準以下ということなく、十二分に楽しめる演奏で、一晩のコンサートを組み立ててくれる。
 個人的に好きなのはクープラン。元々この辺の曲が好きというのもありますが、ここでのリフシッツ、奇を衒うこともなく、クリアないい音で弾いてくれます。でも、透明感のある、という感じではないんですね。むしろちょっと厚みのあるくらい。このへんが聞き応えを感じさせるのです。まず何よりもピアニスト、なんでしょうか。

 この人、最近はややスランプ気味でもあるのか、あまり派手に飛び回ってる風ではないですし、録音も決して多くないのですが、やはり生で聞いて楽しむタイプのピアニストかも知れません。まぁ、そういうのも面白かろと思うのだけど。そのうち、又来ないかな?



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