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ホルヘ・ボレット カーネギーホール・リサイタル (7/29)

ホルヘ・ボレット カーネギーホール・ライブ 1974
 ホルヘ・ボレット (piano)
BMG(TOWER RECORDS) TWCL1018

 所詮録音とは言いながら、やはりライブ録音と言われると、なにがしか心揺れるものがあるのは、やはり何処かに「音楽の一回性」とか「生演奏が基本」みたいな意識があるのでしょう。ついつい有り難がってしまうのであります。グールドが聞いたら鼻で笑いそうな話ではありますし、生演奏なら何でもいいとか思ってる訳でも勿論ありませんが、それはそれとしてやはり弱いのであります。

 ホルヘ・ボレットの1974年・カーネギーホールでのライブ録音。タワーレコードのBMG録音復刻シリーズ。復刻と言っても、1988年に一度CDで出ているそうなので、そう大袈裟なもんでもないでしょうけれど.......
 ボレットはデッカへのリストの録音を中心に知られるピアニスト、というのが私のイメージです。あまり知らないと言えば知らないピアニストです。でもライブと言われるとつい聞きたくなってしまう......こうなるともう業みたいなもんですね......
 ここでは、バッハの無伴奏ヴァイオリンのシャコンヌのブゾーニ編曲版、ショパンの24の前奏曲、リスト編曲の「タンホイザー」序曲、というプログラムを演奏しています。果たしてオリジナルのプログラムがどうだったのかは分かりませんが、「リスト弾き」というイメージとそう遠からず、内容的にもなかなか面白いプログラムです。リストのオリジナルは一曲も無いけれど、ワーグナーの編曲版は勿論、ブゾーニのバッハはやはりリストの流れを汲むものだし、ショパンの前奏曲はリストへと流れ込む源流の一つでもあるし、その意味では首尾一貫しているとも言えるのかも知れません。

 ショパンの前奏曲を聞くのは久し振り。以前はアルゲリッチやルービンシュタインのをよく聞いてましたが、最近は御無沙汰。元々好きな曲集なので、聞けば楽しいんですけどね。ボレットの演奏は「リスト弾き」とはちょっと違って、むしろじっくり淡々と演奏して行く感じ。ブリリアントとは言わないでしょうが、丁寧な演奏です。
 そう、丁寧を言うなら、この演奏全般に渡って「丁寧」ですね。意外なことに、シャコンヌにしても、タンホイザーにしても、技巧的にバリバリと弾いて行くというよりは、一歩一歩歩を進めるが如く、音楽を積み上げて行くという感じ。この時ボレットは60歳だそうですから、まだ衰えたりというわけではないでしょうし、やはりこれがボレットの音楽、ということなのでしょう。例によってカーネギーホールの聴衆はそりゃぁもぉ大騒ぎですが(苦笑)
 もうちょっといろいろ聞いてみると更に発見があるのかも知れませんが、如何せんあまり色々の録音が残っていて、入手出来て、というわけではないのが難点。こういうところは難しいですねぇ。






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