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セル / クリーヴランド管「田園」 (8/1)

L.v.Beethoven Symphony No.1 / No.6 "Pastoral" / "Egmont" Overture
 Cleveland Orchestra
George Szell (conduct)
SONY SBK46532

 というわけで、「田園」再びであります。そりゃぁまぁあのミュンシュのはいけないわけではないけれど、これはちょっと私の期待する「田園」ではないような....
 とは言うものの、所詮フルオーケストラで演奏される曲なれば、そうそう爽やか♪で、さっぱりと気持ちいい♪な演奏は、あまり期待出来ないと言うか、無い物ねだりかも知れないよなぁ、と思いつつ、結局引っ張り出してきたのがこれなのであります。

 セル指揮、クリーヴランド管。
 セル!(^0^)/ というわけで相変わらず喜んでいるのでありますが、私はセル/クリーヴランドのコンビが好き。やはりこのコンビ、色々と出来がいいのです。
 どうにも録音の悪さで定評があるセル/クリーヴランドですが、実は個人的にはそんなに悪いとは思っていないのです。古くはありますけどね。ちなみにこの田園は1962年。
 ですので、確かに録音には今ひとつの面もあります。ただ、一般に言われる「セルの録音の悪さ」はバランスの悪さとして語られるのですが、「高音に強く低音に弱い」というのはちょっと気を付ける必要が多分あるのでして。
 うちのシステムは、小型スピーカーを使っているので、元々低域は辛いのですが、その分中高音域はそれなりに綺麗に出ます。そうすると、「高音」の問題、というのはそんなに違和感無いんですよね。アンプとスピーカーが負けなければ、きちんと聞けるし、むしろ普通に1960年代の録音、でしょうか。後は割り切りの問題じゃないのかな。
 実際、普通のシステムであまり低域が聞こえてしまう方が、個人的には不自然に感じるんですよね。だって、東京文化会館やオーチャードホールみたいな所で聞くと、「ここはコントラバスが前に出てくる!」というような箇所以外では、実際そんなには聞こえないですもの。むしろ渾然一体となって聞こえるのが本来だし。
 ......ん?「普段からカーステレオで聞いてる奴に言われたくない?」すりゃごもっとも........(笑)

 で、「田園」。
 いや、いいですよこれは。ミュンシュ/ボストンから乗り換えた耳には特に新鮮です。第1楽章はテンポも普通だし、迫ってくるものも無い。アレグロ・マ・ノン・トロッポ、「快活に("速く"と言われるけど、本当はこんな感じなんだそうです、アレグロって)、でもほどほどに」のその通り。重戦車はいません。そうだよ、やっぱり「田園」ってのはこうでなきゃぁ(笑)
 それと、やはり「セルだなぁ」と思わせるのは、こういう中に、時々ふっと「構造」を感じさせるフレーズの処理が見え隠れするのです。「豊かな響き」とか、そうしたものは十分あるけど、そこに耽溺するのを踏み止まって全体を構築してみせる。こういうのが見えちゃうのがいいのか悪いのか、賛否両論あるかも知れませんが、私はこういうやり方は嫌いじゃないです。構造があるから、こんなにも描写的な音楽をベートーヴェンは交響曲としたのでしょうし。その点では、ベートーヴェンはあくまで古典派の音楽家だったのですから。

 勿論精度の高いアンサンブルはここでも健在。最終楽章の、嵐の後の感謝の念に満ちた音楽は、まるで練達の合唱団によって歌われるコラールのよう。敢えて言うなら、セル/クリーヴランドの音楽は、こうした、一見構築的でない音楽を、グランドプランを下敷きにして構築して行く所に醍醐味があるのかも知れないな、と思ったりもします。そういえば、このコンビの録音、ドヴォルザークやブラームス、シューマンなんかが定評あるんですよね。ブラームスはそこそこ構築的な面もあるけれど。




AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 08/04/2007 17:38:05 Verdiさん、こんにちは。
セルの「田園」は正確無比、精緻で精妙、オケの技量がものすごいレベルで、その巧さに圧倒されます。
終楽章の合奏など、ホンマに見事なもんだなぁと思います。
録音がイマイチなのは仕方ないですが・・・・。
我が家では少し低域をあげて聴くようにしました。
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