ベーム/ベルリン・フィル:ハフナー・セレナーデ (8/15)

W.A.Mozart : Serenade D-dur K.250 (248b) "Haffner-Serenade"
 Berliner Philharmoniker
 Karl Boehm (conduct)
Deutche Grammophon 419 866-2

 休みなのでガンガン行きます。
 いや、ガンガン行くとかそういうblogじゃないんだけど...........

 というわけで旅行中に聞いていたもの第2弾。ベームのモーツァルトです。もーこれだけで十分ですね。何も言うことありません............って訳にも行かないか。

 ベームは本当に最近は流行らないんでしょうけど、「流行らないベーム」ってことで一くさり語れてしまうというのもあるわけで、それもなんだかなんだなという話ではありますね、確かに。ベルリン・フィルとの、1972年頃の録音。交響曲全集を録音したのと時期的には繋がっているのかな。一聴してそれと分かる、現代のフルオーケストラを基本に置いた演奏です。まぁ、確かに今時は流行らないですよね。でも、捨て難い。

 ハフナー・セレナーデはケッヘル番号で言えば250とか248という番号を貰っています。つまりモーツァルトの中期の作品です。1776年、モーツァルト20歳の時。でも、正直言うと、この曲、同時期の交響曲などの器楽作品に比べると、充実度が高いな、という印象があります。
 楽曲形式とか、音楽のスタイルが当時のモーツァルトに合っていたということはあると思います。それ以上に、本来を言えば小編成で演奏される曲ではあるけれど、この曲各楽章が見栄えがするんですよね。演奏効果が上がる、ということですね。だから、編成を大きくして演奏しても、それなりに大味にならずに聞けてしまう。そんな面があるんじゃないでしょうか。

 ベーム指揮のベルリン・フィルは過不足無い演奏です。豊かな響きを生かして、べたつかず、乾きもせず、といった程良い演奏。意外と早めのテンポで、緩急の差を生かしながら小気味よく進みます。さすがベーム、というところでしょうか。職人さんのいい仕事を見ているような気分ですね。ベームにしてもベルリン・フィルにしても、そういえば、何処かに職人的な雰囲気 - 「プロフェッショナルの仕事をきっちりやってのける」という意味での職人 - があるように感じてしまうのは私だけでしょうか?
 モーツァルトの音楽というのは、時々、あまり芸術性とか考えない方がいい場合というのはあると思います。結局、音楽そのもののフォーマットが「芸術品」ではなくて「上等の実用品」であったケースは多かった訳ですし。このハフナー・セレナーデなんかも、出自からして機会音楽ですからね。だから芸術的ではないんだ、とか、芸術性を求めてはいけないんだ、とは言わないけれど、このコンビの、上等だけれど声高に自己主張したりしない演奏というのもいいなぁ、と思うのです。
 これがまた、後期の交響曲なんかに行くと違ってたりする訳ですが........

 CD自体も結構前のもので、昔グラモフォンが出していたGALLERIAシリーズの一つなのですが、ジャケット絵が、現代のややポップ調の入ったリトグラフで、ザルツブルクを描いたもの。これがちょっと魅力的でいいです。全体に緑がかった絵で、涼し気でもあり、暖かめでもあり、不思議な感じですが、雰囲気はあります。




AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7 DATE: 08/16/2007 18:10:03 久しぶりにお邪魔します。
音楽聴きながらドライヴ旅行、いいですね。私もモーツアルトばかりのテープを
持って走ったことあります。
ベームのハフナー・セレナーデはLP盤で持っています。ポストホルン・セレナーデとともに非常に充実した曲で好きですね。
ベームは重厚と言うほどでないにせよ、厚めの響きで、はしゃがず、しっとりと落ち着いた演奏の記憶があります。決して派手でなかった。第6楽章や、最後の楽章など、そんな感じ・・・地味な味わいがあったように思っています。

コメント

非公開コメント

mozart1889さん、こちらでもこんにちは。コメント有り難う御座います。

ベームとベルリン・フィルの組み合わせというのは結構いいですね。何となくベームと言うとウィーン、みたいな気がするのですが、存外このくらいの方がお互いいいのかも知れません。
こういう、70年代的名演奏はやはり捨て難いです。
プロフィール

verdi

Author:verdi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2ブックマーク
FC2カウンター
118,000アクセスくらい+
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード