Bill Evans Trio

I WILL SAY GOODBYE
 Bill Evans (piano)
 Eddie Gomez (bass)
 Eliot Zigmund (drums)
FANTASY/ビクターエンターテイメント VICJ-41497

 ナチュラルにハードな一週間でした...........

 で、今日は久し振りにエヴァンスを聞いています。

I will say goodbye、1977年5月、ファンタジーレーベルへの最後の録音です。ベースのエディ・ゴメスとの最後の録音(少なくとも正規では)でもあります。今の我々は、この3年後にエヴァンスが亡くなることを知っていますが、勿論録音した時点ではそんなこと考えられてもいないでしょう。大体がこの時点では、まだいわゆる「ラスト・トリオ」は影も形もありません。

 晩年のエヴァンスについては、演奏がよくない、というのが意外とよく語られてるようです。個人的にはそんな気もしないのでして、あれはあれで一つのスタイルだろうと思っていますが、確かにこの辺の「晩年ちょっと前」の演奏を聞いていると、なるほど最晩年のものに比べると、密度の濃さを感じます。何がどう、というと説明が難しいのですが、隙をあまり感じない、とでも言いましょうか。
 確かに晩年の "We will meet again" に比べると隙が少ない。よく考えられた演奏、という気がします。最晩年のライブ録音なんてそこへいくとさしずめノーガード戦法みたいなもんで、隙だらけ。それがまたいいんじゃないのとも思うのですが。
 でもまぁ、ジャズの場合、あれがいい、これが駄目、みたいなのに通説は無いですからね。本当に、呆れるほど、みんな言いたい放題(苦笑) あばたもえくぼ、My Fanny Valentineの世界です。

それはともあれ、"I will say goodbye"、いいです。エディ・ゴメスのベースがエヴァンスと対等に渡り合ってる感じです。比べるのは....とか言いつつも、やはりこの辺は、どうしても音楽的には「エヴァンスが引っ張ってる」感じがある最晩年トリオとは違います。冷静にトリオとしての音楽を言うなら、やっぱりこちらかなぁ。
 取り上げている曲は、ミシェル・ルグランのタイトル曲など、程良く快いものが多いです。異形のものは無く、いい素材で整った料理を作りました。さぁどうぞ、って感じですかね。"I will say goodbye" というタイトルに比して、ちょっと拍子抜け?見ようによってはそこに不満もあろうけれど、ピアノ・トリオのアルバムとしてはいいんじゃないでしょうか。



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