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アンスネスのショパン (10/24)

Chopin : The 3 piano sonatas / 5 Etude / 4 Mazurkas
Leif Ove Andsnes (piano)
Virgin Classics 7243 5 61317 2 9

 珍しくショパンなど聞いております。
 レイフ・オヴェ・アンスネス。近年はシューベルトなどの録音で知られ、イアン・ボストリッジとの歌曲の録音なども幾つか出ている、そろそろ中堅のピアニストであります。その彼が17年前、まだ20歳の時に録音したものです。若手ピアニストらしくショパンなんですね。但し、ショパンのソナタ全集と、マズルカと練習曲を幾つか、という組み合わせ。そう、ここでは、ショパンのピアノソナタ第1番が録音されているのです。珍しくショパンの録音を買っているのは、それが理由でした。
 まぁ、そんなに珍しいとまではいかない曲でしょうが、あまり演奏される機会も多くないのではないでしょうか。大体がショパンのソナタというと、例の「葬送行進曲付」の2番と、ちょっとした円熟味のある3番ですものね。

 ショパンのピアノソナタ第1番は、1827年には着手されたようです。ショパンは1810年生、1849年没ですので、17歳で着手している訳ですが、それ以上に驚きなのは、この年代。この年、ベートーヴェンが亡くなり、翌年にはシューベルトも31歳の若さで世を去ります。そのシューベルトよりわずか13歳年下なのです、ショパンは。まぁ、この辺の年代についていちいち驚いてると身が持たないのは確かなのですが。
 この第1番、結構面白い曲です。元々ピアノソナタはショパンの中でもやや異色と言うか違う雰囲気のあるジャンルですが、この第1番、あまりショパンらしくない作品です。
 まず、曲の造りが、2番や3番に比べても、構成というか形式を感じさせます。構造が「ある」という感じが強い....というとご理解頂けましょうか?第3番の方がまだ近いかな。
 39歳の短い生涯であるショパンなれば、第1番と第3番の間には17年の開きしかありませんが、その間の違いは決して少なくはないと思います。第1番が古典的な構成を尊んだとするなら、第3番は、第2番「葬送」での破天荒とも言える構成を経た上でのちょっとした先祖帰り、といったところでしょうか。ただ、第3番が各楽章が通しで聞かれる必然性が強いかと言われるとちょっと考えてしまうのに対し、第1番のそれは、やはり4楽章まとまって「ソナタ」だなぁ、と思わされます。第3楽章など、聞き様によっては夜想曲か何かの一曲か、と思って済ませそうな所、でもやっぱり全体の中に嵌め込んでみると引き立つのですね、お互いに。続く第4楽章も、古典派からベートーヴェンやシューベルトが受け継いだ、ピアノソナタとしてのフィナーレらしいフィナーレを演出していて、ああ、そうだったな、ソナタってこんな感じだなと改めて思わせます。

 アンスネスの演奏には格段の不満はありません。年齢的なことはあまり感じさせません。弾き飛ばす風でもなく、ちゃんとやっていると思います。技巧的には立派なもんじゃないでしょうか。音楽的にも十分。ソナタ集ということで、もう1枚との組み物で、マズルカ等も聴きましたが、こちらも結構なもので。
 ま、たまには肩肘張らずにこういうの聞くのもいいですね。



AUTHOR: preludio DATE: 10/25/2007 23:32:41 ショパンって17歳だろうが何だろうが
やっぱりショパンだなって。そこがスゴいなって思ってみたりして。
葬送が苦手で、2番は葬送行進曲を飛ばして聴いてます。
3番が好きかな。1番は、じっくり聴いた事がないような。。
ちゃんと聴いてみまーす。
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