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アンヌ・ケフェレック バッハ名演集 (11/8)

J.S.バッハ:パルティータ第5番ト長調 BWV829 / 第2番ハ短調 BWV826 / 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
 アンヌ・ケフェレック (piano)
 RCA/BMGジャパン BVCC-38331

 バッハのピアノ演奏繋がりで、アンヌ・ケフェレックの録音を聞いています。
 アンヌ・ケフェレック。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで2005年の初回から毎回来日するようになって、知名度も一気に上がりましたが、Virgin Classicsなどに録音のある、中堅どころといったピアニストでしょうか。今年はフランスもので本領発揮と言ったところだったようですが、去年のモーツァルトの時は、調子が今ひとつのようで、どうも乗ってなかったのが最後になってやっと盛り返したという感じだったり。あれだけ集中して聞く機会があると、そんなところもはっきり見えたりして、それはそれで面白いものですが。まぁ、綺麗に纏めるなら、ああ、人間が音楽やってるな、という感じでしょうか。ちょっと変な言い方だけど。
 1948年生まれ、来年還暦ですから、中堅どころとは言え貫禄はありますよね。

 さて、この録音は1975年。ケフェレック27歳、デビューして暫くの、若手とは流石に言わないにせよ、というくらいの頃の録音です。世田谷区民会館での録音。世田谷区民会館って何処にあったんだろう?今は、三軒茶屋にパブリックシアターだかが出来てますが、あれはこの10年15年くらいの産物だし。

 パルティータの5番と2番を演奏しているのですが、このパルティータ、他にイギリス組曲やフランス組曲もそうですが、バロックの舞踏組曲の形式を取っています。つまり、最初にプレリュード等の導入曲を置く以外は、概ねアルマンド、サラバンド、クーラントといった古典舞曲で構成されているわけです。
 で、ケフェレックの演奏は、この舞曲がちゃんと舞踏音楽として聞こえるんですね。この辺は結構難しい所で、例えばグールドの演奏なんかでは必ずしも舞踏曲に聞こえなかったりする。だから駄目、というわけではないけれど、たとえば5番の最終曲のジグや2番の第5曲・ロンドーなど、テンポの速い曲では、このへんの聞こえ方は結構大事です。ケフェレックのリズム感とフレージング感覚の良さを物語る一面でしょう。
 (舞踏としての感覚というのは、結局は音楽としてはリズムとフレージングに繋がりますから。フレージングが駄目ならステップも綺麗に決まりませんしね)

 最後に収録されている半音階的幻想曲とフーガは、どうかなぁ。演奏としてはいいんでしょうけれど、もうちょっと外連味があるくらいがいいかなぁ。よく弾けてるけどあっさりしすぎ?

 全体的に、バッハのピアノ録音としては悪くない出来ですね。パルティータの5番と2番という選曲もいいアルバムに仕上がっている一因でしょう。
 リマスタリングされているせいもあってか、音質はなかなかです。



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