カラヤン:ブラームス交響曲第4番 (12/9)

J.ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
F.リスト:交響詩「前奏曲」

 フィルハーモニア管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン (conduct)
  新星堂/EMI SAN-34

 久々に懐かしいCDが出て来たので聞いています。
 もう15年も前のCDです。新星堂が独自企画で出した名曲名盤シリーズ、SHINSEIDO 1000CLASSICS ANGEL1000シリーズの1枚。EMI音源の古い録音を持って来て、廉価盤で出すという企画です。当時はメジャーレーベルはまだここまでの廉価盤は出していなかったので、新星堂の企画に東芝EMIが乗った形です。
 解説はついてません。曲目と時間、演奏者、録音年月があるだけ。帯が残ってて、カラヤンの紹介が簡単にあるだけです。帯には惹句が一言。「厳しく......はてしなく......」
 いや、笑っちゃいけない。きっと大真面目だったと思うんです。思うんですけど。笑っちゃいけないんだけど...................わけわからん.....(^^; なんというか、1970年代的ですよね。1992年のCDの惹句ではないような......

 まぁ、それを言うと、録音は1955年なんで。録音状態はこの時期にしては随分と良好。聞き易いですし、聞こえて欲しい音もそこそこ聞こえて。正直言うと、このCD買った頃、私はまだあまりブラームスは、というか交響曲は全般にそれほど好んでは聞いていなくて、1、2度聞いて「うーん。やっぱよくわかんない」とか言って諦めちゃったような気がします。昔から忍耐無かったのね。
 ブラームスの4番が好きになったのは、N響で、確かホルスト・シュタインだかの生演奏を聞いて、第4楽章から開眼したのでしたっけ。このCD買った後じゃないかなぁ。

 カラヤンの演奏は、この頃は後年のベルリン・フィルなどとのそれとは幾分異なります。基本スタイルは変わらず、何処となくスポーティ(カラヤン嫌いの人はこのスポーティな感じが嫌いなんでしょうね)ですが、後年に比べると、流麗さでは大人しめでしょうか。特に、レガートの度合いがそれほどではない。むしろインテンポ気味で、なんだか全曲歌えてしまいそうなくらいのすっきりさ加減。
 でも、本当に「こうくるだろう?こう来て欲しい!」と思う所にすっと入って来るんですね。この辺の感じは、後年の流麗さを増した頃よりピタッと決まっているかも知れません。

 ブラームスの4番、第4楽章のパッサカリアが何故か好きなのです....という話は前にも書いたかな。変奏曲形式は、意識しては居ないけど、好きみたいです。我ながら。それと、この不思議な曲想がいいのでしょう。短調の、如何にも某か悲劇を感じさせる趣がありながら、変奏曲という抽象性の高いスタイルなのが、どっち付かずな不思議な感じで、惹かれるのかも知れません。第1楽章冒頭の、如何にも物憂げな感じからすると、随分突き放したような終わり方でもあるし。その辺も魅力と言えば魅力ですね。そういえば、エルガーに「エニグマ(謎)変奏曲」というのがありますが、この楽章こそ、謎の変奏曲と呼ぶに相応しいかも。
 まぁ、それを聞きたさに、結局いつか全曲聞くようになっていた、と。なので、実は2番と3番は未だにあまりよく分かりません。ま、そんなもんですよね。
 この変奏曲でも、カラヤンの演奏は勿論素晴らしいです。こういう時に過剰に情感込めずに進められるのが、カラヤンのカラヤンたる所以でしょうか。

 余白には、リストの交響詩「前奏曲」。このへんも普段は聞きませんが、たまに聞くといい曲ですね。これも変奏曲形式に近いんだよな、そういえば.....



AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 12/10/2007 06:00:42 おはようございます。
カラヤンのブラームスはDGでの3種類の全集など、沢山聴いてきたのですが、EMI盤は未聴です。
来年2月に発売されるEMIのカラヤン激安ボックスの中には入っているでしょうから・・・・・それを買って楽しもうと思います。

新星堂とのタイアップ企画、昔ありましたね。懐かしいです。我が家にも何枚かあると思います。
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