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ハスキルのシューマン:「森の情景」 (12/17)

CLARA HASKIL The Legacy Vol.III Solo Repertoire
 Clara Haskil (piano)
 PHILIPS 442 635-2

[関連したBlog]

 プレリュードさんの記事に触発されて、引っ張り出して来ました。実は5月にもこのセットは取り上げています。ラヴェルの「ソナチネ」のエントリー。

 クララ・ハスキル。一応、まだそこそこ名は知られていますが、もう50年近く前のピアニストになってしまいました。でも、このように "The Legacy" なんてセットが出るくらいのピアニストではあったのですよ。ええ、本当に。
 クラシックを聞き始めの頃、ハスキルのLPが安く出ていて、聞いたのがきっかけです。シューマンの「子供の情景」は、彼女の演奏で聞いたのが最初。「森の情景」も、後でLPで聞いたように思うのですが。録音は1954年。本当に半世紀以上前の演奏です。流石に音質レベルは厳しいものがありますが、昔から聞いていることもあって、このレベルならなんとか我慢出来るかな、という感じです。

 ハスキルの演奏は端正です。折り目正しい、というほどしゃきっとした感じじゃないけれど。姿勢がよくなる、というより胸を張ってどっしり落ち着く感じ.......って、分かります?なんとも言えない良さがあるのです。あんまりこういう言い方はしたくはないけど、暖かみが感じられる演奏なのです。曖昧で感覚的過ぎる言い方ですけどね(って、お前そればっかりだろ!という突っ込みはこの際忘れる方向で....)。

 ドイツの森、というと、今でも幾つかの場所には残っています。以前、シュトゥットガルトからチューリッヒへ列車で抜けた時の景色が忘れられません。シュヴァルツヴァルトの南端を抜けて行くのですが、路線は単線、両脇に雑木林のような森林が迫っている。そこを列車は抜けて行くのですが、スピードは出ない。深い、暗い、未開の地。
 というイメージなのですが、シューマンの「森」は、随分と賑やかです。元気よく森の中へ入って行くと、狩人に度々出会ったりしますし、綺麗で可愛らしい花も咲いている。宿屋では皆が賑やかに寛いでいる。時々不気味な光景、不思議な光景に出会ったりもするけれど、楽しく散策して無事森から出て家路に就く。まぁそんな感じの曲集であります。
 「子供の情景」にも通ずる世界だと思いますが、基本的に機嫌のいい音楽だな、と思います。「子供」にせよ「森」にせよ、今はあまりに簡単過ぎるとでも思うのか、あまりこれらの曲集をリサイタルで聞くことは無いと思います。録音も決して多くは無いし。どうせシューマンを弾くのなら、交響的練習曲とか、幻想曲とか、もっと演奏効果の上がる「大人の曲」を弾こう、とでも思うのでしょうか。
 それも勿体ない話だよなぁ、と思うのではあります。少し分かり易過ぎるとか思うのかも知れないけれど、私はこのちょっと柔らかい音楽を持っている曲集が結構好きなのです。




AUTHOR: preludio DATE: 12/20/2007 23:36:55 遅くなりました。
Tバック、ありがとうございました。
シューマンはイイですね。
常人では達成できない幻想的な美しさの極みを感じます。
それは小曲集である「森の情景」や「子供の情景」の中からも
感じられますね。
本場ドイツの森に行かれたVerdiさんが羨ましいです。
クララ・ハスキルのピアノの音は、端正そのものです。歩く端正です(笑)
温かみを感じる演奏‥‥的確だと思うのですが‥‥
この表現が曖昧で感覚的であるなら、わたしの場合、ブログそのもの、はたまた
存在そのものが、曖昧になってしまいそうですww
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