ミュンヒンガーの「ヨハネ受難曲」 (12/22)

J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
 ヴァルター・ベリー (bariton), エリー・アメリンク (soprano), ユリア・ハマリ (alto),
ヴェルナー・ホルベルク (tenor), ヘルマン・プライ (bass), etc.
 シュトゥットガルト少年聖歌隊
 シュトゥットガルト室内管弦楽団
 カール・ミュンヒンガー (conduct)
 LONDON/ポリドール POCL-2126/7

 もうすぐクリスマスです。なんとなく抹香臭いものを聞きたい気分になってしまうのは、環境に流されているのでしょうか。
 バッハの受難曲というと、やはりマタイの方が規模も大きくてドラマチックでしょう。一方、ヨハネの方は、音楽の傾向もあって、もっと室内楽的というか、内省的な印象があります。合唱の規模も控えめですしね。そのへんの、なんというか、落ち着きを買って、今日はヨハネ受難曲を聞いています。
 カール・ミュンヒンガー指揮、シュトゥットガルト室内管。この組み合わせだと、つい、バロックの名曲選みたいなのを連想してしまうのですが、こんな大曲もちゃんと録音しているのです。いや、確かマタイの録音もあった筈ですから、それも失礼な話ではあるんですが。
 1974年の録音です。このCD自体が1990年に発売されたものですが、その時点で既に「ミュンヒンガーの遺産」なのであります。この年に亡くなっているのですね、ミュンヒンガーは。

 キャスティングもなかなか豪華です。ワルター・ベリー、エリー・アメリンク、ユリア・ハマリ、ヴェルナー・ホルヴェーク、そして私の好きなヘルマン・プライ。プライはバスのアリアを担当してますが、後半で結構活躍してくれます。うーん、やっぱりこの人の声は独特で、聞けばすぐ分かるなぁ。この曲の中では、実は意外にいいアリアがあったりして、結構美味しい配役ではないかなと。こういうのを聞くと、やっぱり、声そのものは歌の良し悪しでどうしても避けられないファクターだな、と改めて思います。
 合唱は、シュトゥットガルト少年聖歌隊。程良い透明感と力強さのバランスがいい感じです。

 演奏は、一言で言えば「安心して聞ける」といったところでしょうか。ミュンヒンガーとシュトゥットガルト室内管という組み合わせの数多の録音、そのイメージを裏切らない演奏です。いつも言ってることだけど、やっぱり自分はこういう演奏の方が好きです。最近の古楽器演奏が嫌いというわけではないけど、この程良い豊かさを感じさせる演奏の方が性に合ってます。曲のこともありますし。マタイに比べると、我ながらストライクゾーンが狭いような気もしますし。
 3月には、エイジ・オブ・エンライトメント管の来日公演もあります。チケットは買ってあるので、行ければいいんですが。それはまたこれとは随分違うだろうなと思ってはいて、それはそれで楽しみではあるんですけどね。





AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 12/23/2007 05:50:04 ミュンヒンガーとシュトゥットガルト室内管、良いですね。懐かしいです。
このコンビのLP、結構聴きました。バロックの名曲集にヴィヴァルディの「四季」、バッハの組曲にブランデンブルク協奏曲・・・・・定番でした。
このコンビでの「ヨハネ受難曲」は聴いたことがないのですが、「マタイ」は安定感のある、そうですそうです、ホンマに安心して聴ける演奏だったと思います。
ああ、クリスマスの季節にはエエですね。
僕も今日はくるみ割り人形でも聴こうと思います(^^)V
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