ベートーヴェン 交響曲第1番、第2番/バーゼル室内管 (1/19)

L.v.Beethoven : Symphony No.1 in C major op.21 / Symphony No.2 in D major op.36
 Kammerorchesterbasel
 Giovanni Antonini (conduct)
OEHMS CLASSICS OC605

 こないだ旅行した時、機内エンターテイメントで聞いていた録音です。いや、えらい長時間のフライトになっちゃって、やることないし、寝られないしで....... で、聞いていたのですが、なかなか調子のいい演奏だったので、帰って来てから買ってしまいました。丁度セールで安かったし。

 バーゼル室内管、というと、確かクリストファー・ホグウッドが関わってたなぁ、というくらいの知識しかありません。聞いたことも勿論無し。ホグウッド指揮のCDは聞いたことあるような。でも、印象にあまり残ってない。そんな感じです。
 サイトで見たところ、1984年に結成されたとのことなので、まだ20年ちょっとの団体ですね。録音自体は、1番が2004年、2番が2005年です。

 うわぁ、なんだこの元気な演奏。
 これが、このCDを聞いてまず思ったこと。本当に、活きのいい演奏なのです。第1番の第1楽章、冒頭の和音からもう引き込まれます。ピリオド演奏がどうのとか、そういうこととはあまり関係なく、何はともあれ元気がいいのです。勿論、演奏としてはピリオド演奏の影響は感じられますし、打楽器のインパクトが相対的に大きいのは、明らかにピリオド演奏の影響でしょう。
 でも、そういうことは確かにあるにせよ、何はともあれこの演奏、活気がある。
 一つには、低音部の野蛮な元気の良さがあると思います。いや、本当に、ブーミーなくらいにコントラバスが響いて来るのです。確かにこれSACD(ハイブリッド)です。でも、SACDプレイヤーで聞くならともかく、車の中で聞いても、機内で聞いてもそのように聞こえるので、これは録音自体がそのように録られているのでしょう。
 もう一つは、良くも悪くも、各楽器群が、弾いている様も含めて、異様によく聞こえるのです。これは悪くはないけど、賛否両論あると思います。オーケストラは溶け合って聞こえてなんぼではないのか?と。実際、私もどちらかというとその方が好きです。やたら「聞こえる」演奏は、決していいとは思わない。やたら躍動感ばかり強調される演奏ってのは如何なものか。
 でも、やることをきちっとやれている上での躍動感なら、場合によってはいいかも知れません。この演奏が、その一例。それぞれがよく聞こえてしまうけれど、決してバラバラではない。躍動感が先に立つけれど、合ってない訳ではない。
 最後に、テンポ。躍動感溢れる演奏のベースには、少々早めのテンポ設定があると思います。ハイドンの「疾風怒濤時代」を思わせるような感じ。決してせかせかとはしていません。颯爽とした演奏なのです。
 勿論、冒頭に挙げたピリオド系の、メリハリがあり、スタッカート気味の非レガート奏法は、躍動感を高め、テンポ設定も上げ易くしている一因でしょう。

 まぁそんなこんながありましてのこの演奏、面白いです。なんとなく7番を聞いてるような気になってきます。元気印の第1番、てところかな。聞き様によっては乱暴だし、こんながさつな演奏はいやだ!とばかりに評価は分かれるかも知れませんが、私としてはたまにはこういうのもいいかな。
 勿論2番の方も面白い。第3楽章のスケルツォなんて、シンコペーションの暴れっぷりが見事であります。



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