"POPS CAVIAR"

"POPS CAVIAR" - Russian Orchestral Fireworks
(Borodin:In the Steppes of Central Asia, "Prince Igor" Overture & Polovtsian Dance / Rimsky-Korsakov:Russian Easter Ouverture, The flight of the Bumblebee / Khachaturian:Gayne, Galop from Masquerade Suite / Tchaikovsky:Eugene Onegin:Polonaise / Waltz for The Sleeping Beauty)
 Boston Pops Orchestra
 Arther Fiedler (conduct)
 RCA/BMG 09026-68132-2

 アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス。往年の名コンビ、という奴ですね。といっても勿論私はリアルタイムでは知りません。このCDの録音も、1950年代ですから。
 このコンビの録音は、しかし、結構聞いています。何度も書きました、LP時代末期の当時のRVC、今で言うBMGジャパンに相当するのですが、そこが出していたRCAなどの録音の廉価LPのシリーズにこのコンビの演奏が多数あったのです。
 とはいえ、そこはボストン・ポップス。「本格的」な内容のはあまりなくて、ルロイ・アンダーソン物(「シンコペイテッド・クロック」とか、「そり滑り」とか、そんなんですね)と、オペレッタ序曲集みたいなのとか(スッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲、とか。ちなみに、私はこの「軽騎兵」というオペラ、舞台はおろか録音でも聞いたことないのですが)、そんなLPだったのですね。

 まぁ、それに比べると、もうちょっと気合いは入っていそうですが、基本的には同じ系統の録音です。なにせアルバム名が"POPS CAVIAR" ですからね。正直、「ダッタン人の踊り」とか聞いていると、あ、低音が弱いな、とかつい気になってしまいます。仕方無いだろうと思うんですけどね。だって、結局「ポップス・オーケストラ」ですから、どうしても聞き易いものをと考えるでしょうし、ここで最大限重量級の音を追求するのは目的じゃない、てなところなのでしょうか。
 確かに「ポップス」なのですから、それはそれで間違いではないのです。このところ「ダッタン人の踊り」は何度か生演奏で聞いたりしていますが、それはそれとして、気軽に聞く分にはこういうのも悪くない。ちなみに副題は"RUSSIAN ORCHESTRAL FIREWORKS"。ロシア管弦楽の花火、なんだそうです。

 曲目数もそうですが、時間的にも、ボロディンのウェイトが高いです。「中央アジアの高原にて」と、「イーゴリ公」序曲とダッタン人の踊り。まぁ、ボロディンでよく聞かれるのは、この3曲を除くと、後は交響曲第2番くらいですが、いずれも私は好きなので、結構嬉しい。
 その他にも、「ああ、あれ」とすぐ思い当たる曲が入って、「ロシア管弦楽曲集」の面目躍如といった所でしょうか。難しく考えずに聞くのにいい選曲です。加えて、言ってみれば屈託の無い明るさみたいなものが、気楽にさらっと聞ける音楽に仕上げています。
 そういうのもたまにはいいものなのです。



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