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ソニー・ロリンズ:ザ・ソロ・アルバム (3/15)

ソニー・ロリンズ:ザ・ソロ・アルバム
 ソニー・ロリンズ (tenor saxophone)
 MILESTONE/ビクターエンタテインメント VICJ-41854

 これはなかなか凄いCDです。
 まず、全編テナー・サックス・ソロ、というのが凄い。サックスなどのソロで1曲吹き通す、というのは無くはないけれど、流石にサックス・ソロだけでアルバム作りました、というのはそうは多くない筈です。
 しかも、このCD、実はトラックが1つしかありません。「ソロスコープ」と題名は付いてますが、全編56分が1トラックで1曲ということになっている。まぁ、実際には、途中で拍手で一度切れたりとかしてはいるんですけどね。でも、基本的には、56分出ずっぱり一本勝負というアルバム。実は聞く方も大変です。LPより大変。だって、切れ目がないんですから、始まったら最後まで聞かなきゃ状態。
 更に、これ、ライブ録音なんですね。1985年7月19日、ニューヨークのMOMA、近代美術館で行われたライブの録音。管楽器は息を吹き込んで音を出すので、結構体力使います。それを56分出ずっぱり。しかもソロなので止める訳にはいかない。止めたら音楽が止まってしまいます。いや、先述の通り、流石に時々拍手が入って止まりはするけど、すぐ始めてしまう。それがライブで。
 しかも、吹いているのが、ソニー・ロリンズなんですから、これは......(笑)

 演奏の方はというと、流石に、密度の点で苦しい部分もあると思います。聞いていると、何処かで聞いたことのあるフレーズが出て来るし、似たようなフレーズの繰り返しで、ん?と思うような部分も無きにしも非ずだし。
 正直、ソニー・ロリンズ、50年代のサキソフォン・コロッサスの頃が一番尖ってたと思うんですね。後々には、決して素晴らしく独創的 - サキソフォン・コロッサスのように、というレベルで - とは言えない、というのはあると思います。
 でも、この演奏のある種の集中力はさすが大御所。これだけの時間、ろくに休みも入れずに、サクソフォン一本で音楽を持続させてしまうというのは、やはりなまなかなことではないと思います。密度、という点で、とは言ったものの、生演奏ということを考えれば決して薄い訳ではない。むしろ、実際ライブで聞いていたら、これはかなり凄かったんじゃないかと思います。大音響や異形の演奏で逃げることもないですし。56分も演奏していれば、何処かで音楽的に休みたい部分があるのも道理。そのくらいの緩急が、却ってライブ感を感じさせるというものかも知れません。





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