中世のクリスマス (3/22)

WEIHNACHTEN IM MITTELALTER
 ensemble fuer fruehe musik augsburg
 Christophorus CHE 0116-2

 全く季節外れなものを聞いております。もう春酣というのに、なんでクリスマス(苦笑)例によってお安く出ていたCDを拾って来たんですけどね。

 「古楽器演奏」はあまり好きではありませんが、古楽は結構聞くのです。その中でも古い方、バロックより前の音楽を割合に好むのは、やっぱり少しあまのじゃくなんでしょうね、私の場合。
 バロック以前になると、そもそも「弦楽合奏」みたいなものはあまり出てきません。基本は声楽曲ですし、器楽もあるにはあるけど、古楽器も古楽器、現代では滅多にお目にかかれないような木管楽器(蛇みたいにうねうねとした管楽器なんて見たことあります?)やチャルメラの元祖みたいな金管楽器とか、そんな楽器での小アンサンブルによる演奏とか。ここまでくると、そもそもどういう音楽だったのかの解明から始まります。音楽そのものも、バロック以降主流となる和声法以前、教会旋法やそれ以前のものが基礎になりますから、今聞かれる音楽とは随分違います。
 なんでそんなのがいいのか、と言われると困るんですが、まぁ、言ってみれば、エスニック音楽を聞くのとそう遠くない感覚なのかも知れませんね。もっとも、南方系のリズミックなエスニックではないですけどね、やっぱり。でもまぁ、ビザンツ聖歌とか聞いてると、やはり「ワールド・ミュージック」の範疇だよなぁ、とか思うので、昔々の欧州の音楽だって、その一部と考えた方がすっきりするかも知れません。

 さて、CDの話に戻ります。
 ドイツのCHRISTOPHORUSというレーベルから出たCDです。会社自体はハイデルベルクにあるようですが、このCD、2004年のものなのに、既に記載されているサイトはありません。ううむ。演奏は、ensemble fuer fruehe musik augsburg というところ。録音自体はもっと古く、1985年のようです。
 アンサンブル、と言っても5人でやってるようで、皆で歌ったり、リコーダーやら打楽器やらリュートやらフィドルやらオルガンやらその他色々とっかえひっかえやってます。でも、合唱主体なのですが、なかなか豊穣で、とても3人(歌うのは3人だけらしい)でやってるとは思えないくらい。
 「中世のクリスマス」という題名通り、12世紀から15世紀にかけての、宗教的な曲を演奏しています。全17曲の内器楽曲は2つくらいで、後は声楽曲。内容的には、主の栄光を讃えるという風の曲が主です。まぁ、クリスマスですからね。死者を悼み、平穏を祈る、みたいなのはさすがにありません。曲想も、まぁ「クラシック音楽」の感覚からはかなりずれるにせよ、祝祭的と言うか、賑々しいと言うか、やや華やかな感じを抱かせる曲が多いです。世俗曲とそう変わらないような気がしてきます。
 宗教曲、というと、どうもバロック期の、それもバッハなんかの曲を思い浮かべることが多いのですが、思うに、あの時期のプロテスタントの重厚な曲も悪くないのですが、やはりそればっかりではないと思うのですね。合唱なんかで、マショーとか、バロック以前の曲をやったりしたことのある人なら先刻承知、って話かも知れないですが。気難しいばっかりじゃ確かにやってられないですしね。




スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

verdi

Author:verdi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2ブックマーク
FC2カウンター
118,000アクセスくらい+
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード