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オルフェウス室内管/ストラヴィンスキー「プルチネッラ」組曲 (3/24)

I.Stravinsky : Pulcinella Suite / Concerto in E flat for Chamber Orchestra "Dumbarton Oaks" / Eight Instrumental Miniatures (for fifteen players)
 Orpheus Cnamber Orchestra
 Deutshe Grammophon 419 628-2

 ストラヴィンスキー。「春の祭典」「火の鳥」「ペトルーシュカ」のバレエ・リュス3部作(って言うのかどうか知りませんが)もいいですが、実は後年の擬古典主義の時代の作品が結構好きです。
 その代表作とも言えるのが、ここに最初に収録されている「プルチネッラ」。最近は演奏される機会も増えて来たようですが、さすがに初期のバレエ3部作に比べれば知名度は劣ると思います。でも、これ、面白いんですよね。

 いや、冷静に考えてみると、何処がどう「擬古典」なの?って話ではあるんですよね。確かに曲の形式は「古典」、というか、バロック期の組曲形式を踏襲しているのですが、なんだか違う。ちゃんと調べた訳じゃないけれど、形式は踏襲していても、リズムやハーモニーが「古典」じゃないようなのです。特にハーモニーというか響きが不思議で、言ってみれば古典から一度ロマン派、近代、無調を経て、先祖返りしました、という感じなんですね。
 何処がどう、と説明するにはちゃんと解析しないと無理なんだと思いますが、鳴っている音の積み重ねが、一見自然なようで、実はロマン派以降の不協和音や「禁じ手」を知ってしまった耳には違和感はないけれど、本来有り得ないんじゃないでしょうか......というもののようなのです。
 それは単にハーモニーの積み重ねだけでなく、楽器の使い方にしても、各声部の積み重ねにしても、微妙に「合ってない」のです。その不思議な違和感がまた面白みを増すのです。楽しいんだけど、ちょっと一筋縄ではいかない音楽ですね。

 この録音はオルフェウス室内管弦楽団の演奏。指揮者を置かないということで珍しがられたり却ってネガティヴに見られたりということもある団体ですが、個人的には結構好きな団体です。響きを練り上げている、丁寧に音楽を作っているという感じです。
 カップリングで、室内管弦楽の為の協奏曲「ダンバートン・オークス」、器楽の為の8つのミニアチュア、の2曲が収録されています。どちらも、擬古典主義の時代ながら、もう少し殻を出ている音楽です。特に「ダンバートン・オークス」はかなり現代的な響きが混じっていて、「ああ、20世紀の音楽だったな、やっぱり」と思わせる一面を持っています。
 こういう曲も好きです。



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