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ルービンシュタイン:モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 (6/4)

W.A.Mozart : Piano Concertos <no.17 no.21 c-dur no.20 d-moll k.467, a-dur k.488, k.453, k.466, g-dur k.491 c-moll no.24 no.23>
 Arthur Rubinstein (piano)
 RCA Victor Symphony Orchestra
 Alfred Wallenstein, Josef Krips[K.491] (conduct)
 RCA/BMG 09026-63061-2

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 アルトゥール・ルービンシュタイン。LPでクラシックを聴き始めた頃にまとめて聞いて(安かったのです)、以来折に触れ聞いています。とはいえ、今時ルービンシュタインなんて流行らないですかね。実際、ルービンシュタインの影は年々薄くなっているように思います。まぁ、なんとなく分からないでもない気がします。
 ルービンシュタインは、良くも悪くもピアニストの王様だったんだと思います。王様ってのは、死んで代が替わり、次の王に取って代わられてしまいますからね。亡くなってもう四半世紀。
 それでも、ホロヴィッツのように癖のある怪人だったら、或いはバックハウスのように気難しげな職人だったら、それ故に名も後々まで残るというものだと思うのですが、ルービンシュタインの場合、音楽家として正道に過ぎたのかな、という気がします。とてもいい演奏なんですけどね。
 そんなわけですが、そういえば、私の場合、よく聞くのは協奏曲だったりします。オーケストラと渡り合うには、こういう正道を行く演奏がいいのかな。

 で、今日はモーツァルトの協奏曲の20番を聞きました。モーツァルトの20番から24番は、名曲揃いですが、中でも20番は好きです。長調で華やかさと抒情性を兼ね備えた21番が一番人気かも知れませんが、陰翳のある、それも陰の方がやや優位の20番はやはり捨て難い。
 この録音は1961年のものですが、この時点で既にルービンシュタインは70を越えています。確かに、忘れられてしまうわけです。本来なら、SP・モノラル録音時代の、いにしえのピアニスト扱いされるところが、1960年代のステレオ時代に晩年の録音が遺されて、しかもそれが尋常でなく立派、というわけですから。
 いや、実際、この録音は本当に王道。立派にして堂々たるものです。スタインウェイを操るピアニストがモーツァルトの書いた協奏曲を弾くなら、このように弾いて、楽器と音楽の可能性を引き出してやるものだ、という手本のようなものです。まぁ、そういうのは代り映えもしないしつまらない、ということなのかも知れませんが。でも、代り映えしないと偉そうに言うほど聞いたんかい、という気もしないではないですね。

 この曲で好きなのは、第2楽章。ロマンスと題された緩徐楽章で、その名の通り確かにちょっとロマンチック。でも、ちょっと危なげな雰囲気も垣間見えるのです。決して中間部の激しさを伴う部分のことではなく、最初のあの緩やかな長調の音楽が。この曲は、映画「アマデウス」の最後、自殺を図り、精神病院に入れられたサリエリが、「凡人に幸いあれ」と患者達を祝福して回る場面で使われているのですが、この曲を選んだ監督だか音響担当だかの眼力は生半ではないと思います。
 これが聞きたくて時々この曲をかけるのですが、ルービンシュタインも、指揮のウォーレンシュタインも、淡々とした表現がとてもいいなと思うのです。
 過剰には歌わず、必要以上に突慳貪にもならず、ピアノの性能を十二分に発揮して、きちんと演奏すれば、自ずと結果は付いて来る。なんとなく、そんな風に演奏している、いや、音楽をやっている印象を受ける演奏です。





AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 06/05/2008 05:08:56 TB有り難うございました。
ルービンシュタインの弾くピアノ協奏曲、エエですね。
僕は最晩年の「皇帝」、ブラームスの第1協奏曲をよく聴きます。
あの年齢であの瑞々しさ、スゴイと思います。
RCA録音ではショパンやグリーグをよく聴きます。
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