スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シノーポリ指揮・グルベローヴァ独唱・マーラー:交響曲第4番 (8/4)

マーラー:交響曲第4番
 エディタ・グルベローヴァ (soprano)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ジュゼッペ・シノーポリ (conduct)
 Deutsche Grammophon/ユニバーサルクラシック UCCG-5067

 珍しく、マーラーの交響曲を聴いております。ええ、ちょっとした気の迷いで.....(謎)
 交響曲第4番。独唱はエディタ・グルベローヴァ。.......ええ、そこです。そこがポイント(笑)フィルハーモニア管弦楽団で、指揮はジュゼッペ・シノーポリ。

 シノーポリが亡くなって7年になるのですね。享年54歳とのことですので、生きていれば61歳。まだまだこれから、という所だったのに。
 率直に言うと、今、このあたりの世代の指揮者って、薄いんですよね。ラトルは今53歳。シャイーが55歳。私があまり好きじゃないムーティは67歳。この間の世代に、強烈な存在感のある指揮者があまりいないのです。
 (ちなみに、これを書くに当たって、最近のめぼしい指揮者の年齢をざっと調べてみたのですが、なかなか面白いですよ。いや、直感的に上記のように思っていたのだけど、本当に今60歳くらいの指揮者があまりいないのです。ちなみに、若そうに見えるノリントン卿が74歳と知った時はさすがにちと驚きましたよ私は。)

 ドレスデンの音楽監督だったシノーポリは、しかし、存命中に今のラトルの座を指名されることはなかったわけだし、そう考えると「それほどの指揮者か?」とも見えるかも知れませんが、この人結構面白い録音を多く残しているのです。マーラーの録音は言うに及ばず、曲同士のあまりにも鮮やかなコントラストに惹かれてしまうシューベルトの「未完成」とメンデルスゾーンの「イタリア」のカップリング。「トスカ」の録音は、1990年代の伊オペラ録音の重要なものの一つで、この曲の録音としては最良の一つだった。そして、図らずも晩年の録音となってしまった、新ウィーン楽派の一連の録音。このシリーズは、ドレスデン・シュターツカペレの演奏といい、シノーポリの「分析的」なんて言われるアプローチが非常にいい効果を引き出していて、録音史上に残したいいい演奏だったのに、人気が無くてあっさり市場から存在感を失ってしまいました。

 まぁ、そうは言っても、それほどシノーポリに激しい思い入れがある訳ではないんですけどね。でも、実際聞けばシノーポリは面白いと思います。もうちょっと聞かれてもいいとは思うんですが、やはり早過ぎたと言うしかありません。
 もっとも、シノーポリのマーラーというのは、実際の所人気があったんでしょうか?ライナーノートを見る限りでは、結構いい評価を得ていたように書かれているけれど、あまり「これは凄いよ!」みたいな話は聞かないんですよね。というより、マーラーを語る場合に、シノーポリはマストアイテムではなくなっているのでしょうか。全曲録音もしてなかった筈だし。そういうことなのかな?

 私みたいな人間からすると、シノーポリのマーラーは「聞きやすいな」という印象があります。私もそう沢山マーラーを聴いている訳ではないけれど、マーラーというと割合に芝居っ気たっぷりにやってみせることが多いと思うのですが、シノーポリはちょっと違うような気がします。いや、身振り手振りはあるのだけど、芝居の中でどっか醒めているというか、そんな感じがあります。
 そういうのを「分析的」って言ったのでしょうか。シノーポリを、特にそのマーラーを嫌う人は、そういう所が嫌いなんじゃないのかな、なんて思ったりするのですが(あ、あのヒゲが嫌だ、という人を一人知ってます。これは例外)、どんなもんでしょう。
 私としては、シノーポリのマーラーを今更ながら聞くにつけ、ああ、これはマーラー好きはつまらないかもなぁ、と思いつつ、あの新ウィーン楽派の録音に繋がる、冷静に音楽を見つめる眼のようなものがいいなぁ、などと思ったりするのです。

 ちなみに、本題の(?)グルベローヴァの独唱は第4楽章。録音は1991年ですから、グルベローヴァの一番脂の乗っていた頃、でしょうか。いや、このマーラーの、まぁ有り体に言えば大したこと無い曲を、よく歌ってくれてます。これを聞いてしまうと、そこらへんの並のソプラノでは聴く気がしなくなる、というほどの曲ではないのですが、これは是非いいシステムで聞いてみて頂きたい。いや、凄いんだから、本当に。
 正直、ここでグルベローヴァを使ってしまうのは、勿体無いの一語に尽きます。でも使ってしまう。この贅沢(笑)小澤指揮のカルミナ・ブラーナの独唱がグルベローヴァ、ってのも結構勿体無いですが、あれに比べてもこちらはもっと贅沢です。余白に1、2曲、歌曲でも歌っておいてくれたらよかったのに.....




AUTHOR: mozart1889 URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717 DATE: 08/06/2008 06:30:39 おはようございます。
シノーポリの死はちと早かったですね。惜しい指揮者だったと思います。
マーラーの全集盤はシノーポリの追悼盤として出ました。「嘆きの歌」から「大地の歌」まで揃った15枚組、愛聴盤です。発売当時は1万円程度で買えました(今もかな?)。
総じてカッコイイ演奏で、この4番もグルベローヴァの歌唱も素晴らしく、よく聴きます。
5番も良かったです。スマートでハンサムなマーラーでした。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

verdi

Author:verdi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2ブックマーク
FC2カウンター
118,000アクセスくらい+
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。