リパッティのモーツァルト、バッハ、ショパン....(2/2)

W.A.モーツァルト ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310
J.S.バッハ パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825
F.ショパン ピアノソナタ第3番 ロ短調 op.58
J.ブラームス 4手のためのワルツ op.39 より7曲

 ディヌ・リパッティ(piano)
 ナディア・ブーランジェ(piano・ブラームスのみ)
東芝EMI TOCE-3156

 リパッティは、以前、告別コンサートの録音について書きましたが、これはそれに先立つこと3年前、1947年に録音されたもの。ブラームスのみ1937年。古い国内盤で、あまりリマスターが良くないと言われたりしますが、それを言い出したら元の録音自体相当なものなので。

 特別大好きというわけでもないのですが、スタジオ録音であるこのCDなど聞くと、面白いなぁ、とつくづく思います。こんな古い録音で何が分かる、という話もあるのだけれど、まず響きが面白い。例えばモーツァルトなど聞いていると、まるでショパンのように響いて聞こえる箇所があったりします。それでいて、決して甘ったるい、「前世紀のロマン派ピアニストの遺物」みたいに言われるようなのとは全然違う。
 それと、音楽に歌があるのですね。このモーツァルトなど聞くと、今の、例えばシフ、ピリス、内田光子、例えばそういった人達とは違って、旋律があって歌っているなぁ、と感じます。これ、多分、今のピアニストには出来ないんだと思うのです。いや、そうした人達に技術や能力がないというのではなくて、歌もある。
 でも、多分、この人達は、本気でそういう風に弾こうと思えば弾けるのかも知れないけれど、音楽的に、そういう風に弾けないのだと思います。今の時代には、なのか?あるいはそうかも。少なくとも、趣味の問題だけでなく、こういう曲をはっきり旋律を歌わせて聞こえるように弾くのを躊躇わせるものがあるのではないかな、と。
 それに、バッハ。このパルティータの楽しいこと!まるでそこここで鐘が鳴り交わしているかのようだったり。

 ちなみに、連弾の方のナディア・ブーランジェはリパッティの先生「でも」あった人ですが、まぁとにかくいろんなところに名前が出てくる人です。ヴィラ・ロボス、ガーシュィン、ピアソラ、クィンシー・ジョーンズも関係するらしい、へんなおばちゃん。いや、見事ですよ。なかなか。





AUTHOR: preludio DATE: 02/05/2006 11:37:20 リパッティには歌心がある・・・
ああ、そうなのかなーって思わず頷いてしまいました。
リパッティの魅力の不思議さが一つ明らかになりました。
今日はリパッティのショパンを聴いて彼の歌心を感じてみますー♪
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