コンサートの後のコンサート(2/17)

コンサートの後のコンサート
 (サラサーテ、シベリウス、ショパン、R・シュトラウス、ラヴェル、チャイコフスキー、アメリカ民謡、クプコヴィッツ、ペルト、バルカウスカス、シュニトケ)

 ギドン・クレーメル (ヴァイオリン)
 エレーナ・クレーメル (ピアノ)
 DENON/Eurodisc COCO-70744

 またこんな時間....寝ろよ(笑)>自分

 1979年の録音。私がクラシック音楽を聞き始めた頃、クレーメルは「鬼才」と呼ばれてました。今でもそんなイメージです。反逆児。でもこの人今年59歳。還暦間近です。人は皆平等に歳を取りますが、でも、「クレーメルも還暦」とか言われると、ぎくっとします。一昔前なら、似たようなことを言われても「へぇ....そうなんだ」くらいの他人事だったのが、今は、自分の身と引き比べて見るようになってしまいます。
 いや、これは本題じゃないんだけど。

 アルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」という曲があります。言葉で説明するとか、ちょっと分析的に聞こうとすると、「ああ同じ音型が繰り返し繰り返し....」みたいな話になるのですが、不思議な曲です。ロマンティックにも出来るし、その気になれば突き放した音楽にも見える。静謐でもあるが、水面下に不安を湛えているような音楽とも言える。
 この録音の中で、演奏されているのですが、これが大変、静かでいて表情豊かなのですね。この一曲の為に聴いて貰いたいようなCD。
 クレーメルのヴァイオリンは、既成の「美」とは一線を画している、んだそうです。確かにあの頃我々はそんな風にしか彼を受け容れられなかったんでしょうね。それは多分今でもそう。でも、この一曲を聞くだけで、彼の「美」というのが、我々の感覚とそう隔たっているわけでもないし、言うほど「既成」のものと断絶しているわけでもないんだな、と感じたりします。

 「コンサートの後のコンサート」。辛口の小品集、みたいな書かれ方をしていますが、どちらかというと、ジャズマン達が、メインのクラブでステージを終えた後、呑み直しに内々の小さなクラブに繰り出して、気まぐれにジャムセッションをやってる、そんな感じでないかなという気がします。気楽、というのとも違うけど、御仕着せのよそ行きのというのとも違うような。




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