パヴァロッティ・フレーニ・カラヤンのボエーム(2/21)

G.Puccini "La Boheme"
 Luciano Pavarotti (tenor)
 Mirella Freni (soprano) etc.
 Berliner Philharmoniker
 Herbert von Karajan (conduct)
DECCA 421 049-2

 恐らくは、永遠の名盤となるであろう一組。

 まぁとにかく不世出のテノール、パヴァロッティを得られたことが全てであります。よく三大テノールとしてドミンゴやカレーラスと比べられるけれど、一般の評価は - 人気じゃなくて評価なんだなこれが - ドミンゴ、パヴァロッティ、カレーラスの順番だったりします。「ドミンゴのオテロ」なんていうと極めつけみたいでね。
 でも、個人的には、得難い順としては、パヴァロッティ、カレーラス、ドミンゴじゃないかなと思っています。いずれも全盛期を過ぎてからしか聞いていないけれど、ドミンゴはそりゃぁ結構なのだけれど、「この人でなければ」感があんまり無いんですよね。
 パヴァロッティは、技能というか、もう声の出方からして、どうにか出来るもんじゃない、という意味で稀少だった(いや、トリノでもマイクとはいえ歌ったけども)。カレーラスは、技能とか力量と言うよりは、彼独特のキャラクター、声質がやはり稀なものであった。ドミンゴは........悪くないんだけど、類稀なんだけど、絶対感が無いんですよね。どうしたってこの人以外には聞けない!という感じ、何よりそこまでの魅力が伝わってこない。魅力的なんですよ。でも、パヴァロッティの「この人」というような強烈なものが、希薄。

 まぁとにかく、録音で聞いても素晴らしい美声。それにからむチャーミングなフレーニがこれまた得難くて。この録音の頃はまだ二人とも40歳くらいで、恐らく一番いい時期だったのではないかと。豊かな声なんだけれど、同時に透明感があるんですね。フレーニの、ちょっと聞くと美声ではあるけどそう特徴的とは思えない声は、実は、両立しにくい綺麗で豊かなんだけどグラマラスではない、という感じで、こういう人はなかなかいません。
 その二人の、意外と繊細なバランスを持つ声をうまいこと載せているのが、カラヤン指揮のベルリン・フィルという、不思議と言おうか贅沢と言おうか。カラヤンという人は、特に後年の録音のイメージから結構誤解されてますが、歌手を好きに使うような人ではなくて、ちゃんと歌を分かった上で自分のサウンドを作った人でした。そのカラヤンがここでは「オーケストラル・サウンド」ではなくて「パヴァロッティ/フレーニ・サウンド」を優先して音楽を作ろう!と考えたらこうなった、とでも言うような。
 パヴァロッティを聴く上で、最良のディスクの一つでしょう。





TITLE: パヴァロッティの「清教徒」 (9/6) URL: http://www.doblog.com/weblog/myblog/27955/2613716#2613716 IP: BLOG NAME: Verdiのレコード置き場 今日車で聴いたものblog DATE: 09/07/2007 00:41:19 V. Bellini "I Puritani"  Luciano Pavarotti (tenor), Joan Sutherland (soprano), Piero Cappuccilli (bariton), Nicolai Ghiaurov (bass)  London Symphony Orchestra, etc.  Richard Bonynge (conduct) DECCA 417 588-2  パヴァロッティが逝ってしまい...
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